観戦無料は認知度向上に少しは役立つかもしれないが、お金を取らないと試合の価値が下がる。
今回は観客のお話。
21Uではなんと!台湾の試合以外は無料で観戦できるというファンサービス?付きの国際大会だった。
自身が観戦した試合は全部で7試合。
2次ラウンド
台湾vsオーストラリア
日本vs韓国
チェコvsオーストラリア
日本vs台湾
韓国vsオーストラリア
3位決定戦
韓国vsニカラグア
決勝戦
日本vs台湾
つまり、7試合中4試合が無料だったのだ。
タダで観れるということは嬉しいことではあるが、第1回といえ、正式な国際大会。
それなのに無料というのには正直、拍子抜けした。
ちなみに台湾戦での料金一覧は以下のようになっていた。
自身は主に内野席で観戦していたため、4試合で約2400円かかった。
ところで肝心の試合の観客の入り具合だが、こんな感じであった。
チェコvsオーストラリア
試合が行われていたのが平日ということも考慮したとしても、観客が極端に少ない。
写真はないが、日本vs韓国で無料であっても韓国側の席はスカスカだった。
どのスポーツでもそうかもしれないが、自身の国が出場しない大会や試合はなかなか注目されない。
その証拠に今回のような台湾戦のみ有料という措置が取られたのだろう。
国際大会なのにお金を取らないのには違和感と寂しさを感じてしまう。よく、自国と強いリーグ(野球ならメジャー・リーグ)しか興味がない人が圧倒的に多いのかもしれないが、自国の試合以外でもお金を取るようにしないといつまで経っても大会が盛り上がらなくなってしまう。
改善のためにもまずは出場する国の選手やリーグの情報を得る必要がある。
今回の大会ガイドブックには選手の名前・利き腕・生年月日といった普通の情報しか載っていなかった。
(台湾の情報は細かく書かれてはいたが・・・・)
また、試合や選手以外のことではなく球場のまわりにあるものを紹介するとよいだろう。
(お店や周りにある建物や看板など)
台湾球界では、野球好きは多いが直接、球場に足を運ぼうとするファンが少ないようだ。
これはどの国でも問題になっているのかもしれない。
各国に野球情報局を設置し、海外のリーグとの情報共有を活発にする。
肝心なのは、ファン向けにもその情報を公開していくことだ。
情報を得る機会がより増えれば、少しずつでも興味を持ち、現地に行って観戦する人が増えるかもしれない。
観客の増加=情報共有
なのではないだろうか。
お金を取れるようになれば試合をする価値も上がる。
たとえ小さくても海外の情報を発信するのは自身の役割だと試合を観戦しながら考えていたのだ。。。