はじめに断っておきたいのだが、これはG.G佐藤選手を批判する内容ではない。
今回は、北京五輪後の裏で韓国で生まれた言葉について書く。
今年で引退を発表したG.G佐藤。
ご存知の通り、アメリカのマイナーから西武・イタリア・ロッテと3カ国でプレーをした経験を持ち、あの五輪後の苦悩する様子がドキュメンタリーとして放送された。
五輪での記録は生涯残ってはしまうが、自身は批判はしない。
これはとある野球好きの韓国人の友人から聞いた話だ。
勝敗を分けたのはあのプレーだったかもしれないが、当時の韓国ではそのプレーを喜び、1つの流行語が誕生した。
それは・・・
『コマウォヨ G.G佐藤!』
コマウォヨというのは韓国語で「ありがとう」を意味する。つまり、彼のおかげで韓国が金メダルを獲得し、兵役を免除された選手もいるということだ。
裏で彼を神様のように崇めていたそうで
『神様 仏様 G.G佐藤様』
という言葉も言われていた。
どこかで聞いたことがあるような言葉だが、ここではあえて言及しないこととする。
五輪終了後から韓国プロ野球の試合で、応援するチームや相手チームの選手に向かって
『コマウォヨ ○○○!』と叫ぶファンが増えたそうだ。
※現在もつかわれているかどうかは不明。
五輪の裏のヒーローとして韓国で名が知られるようになったG.G佐藤だが、前述した西武から戦力外通告を受けてからのイタリアでのプレー・ロッテへの移籍と波乱万丈な野球人生に感銘を受けている人も多いようで『裏のヒーロー』から『苦労人G.G佐藤』に人々の認識が変化してきているらしい。
良い意味なのか、悪い意味なのかはわからないが、G.G佐藤は有名になってしまった。この話を聞いて人の心を突き動かすのは苦労している姿だということ。引退後は一般企業に就職するというニュースが流れているが、いつか野球球界に指導者として戻ってくることを期待したい。
また、近年は現ロッテ監督の伊藤勤をはじめとする日本で活躍したOBが韓国で指導にあたるケースが増えているため、韓国で打撃コーチに就任するというのはどうだろうか。
ぜひ、あの名セリフである『キモティイイーーー!』を海外に広めてほしいという自身の願望があることは秘密にしておきたい。。。。