阪急ラストイヤーの戦士が打撃コーチに!?強豪チームを形成中!

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1988年といえば、阪急と南海が身売りした年だ。その年の阪急・背番号4の選手を覚えているだろうか?

その名はダラス・ウィリアムズ。日本では脱臼の影響もあり思うような活躍ができず、途中帰国をした選手だ。当時、世界の盗塁王・福本豊と三冠王のブーマー・ウェルズの推薦もあって入団した。この2人からとなると期待がかなり大きかったように思える。そんなウィリアムズも現在は56歳。
既にアメリカに帰国していると思っていたものの、なんと台湾で打撃コーチを務めていたのだ。 

そのチームとは義大ライノス。義大といえば昨年、あのマニー・ラミレスが入団し大きな話題を呼んだチームだ。ホームシックになり前期シーズンで帰国してしまったが49試合で打率3.52 8本塁打 43打点という成績は台湾球界に衝撃を与えたことだろう。

肝心のウィリアムズはというと2013年から義大の打撃コーチに就任ししたが、シーズン途中に徐生明監督の急死により監督に就任した。ラミレスの活躍もあって前期シーズン優勝したためアジアシリーズにも出場することができたが2戦2敗で予選を突破することはできなった。

来季は打撃コーチに戻り、監督はフォン・ジョシュアに代わることになる。

監督をしていたとはいえ、元々は打撃コーチ。今季の義大のチーム打率は全球団(4球団)トップの2.92。これは優勝したラミゴの2.74よりも高いため、いかにウィリアムズの指導力が高いかを物語っている。彼が日本で所属した阪急(現オリックス)は来季、中島裕之・トニ・ブランコ・小谷野栄一が加わり、さらに強力打線となる。もし、台湾での指導実績を買われてオリックスの打撃コーチになっていたらと思うと元々怖い打線だが、さらにゾクゾクしていたのは確実だ。

こうして阪急ラストイヤーの選手が海外で頑張っている。昔ながらの阪急ファンもウィリアムズの指導に注目してみよう。来季はもちろん優勝かつ、チーム打率3割達成だ。そうすれば、古巣からお声がかかる日もそう遠くはないだろう。

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