パ・リーグのSNSで情報格差は是正されるのか?

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さらなる台湾のファンを呼び込むパ・リーグ! しかし日本人にも手軽な台湾情報入手のサイトを求む。

パ・リーグが初の試みとして台湾版のFacebookページを開設した。

https://www.facebook.com/#!/pacificleaguetvtaiwan?pnref=lhc

(参考:パ・リーグ台湾版ページ 太平洋聯盟)

この出来事は非常に喜ばしいことだ。これでNPBの選手の知名度が高まる。現地、台湾では日本選手知名度の格差がある。自身が今年11月に現地に行った際に友人が日本選手の知名度について教えてくれた。

「台湾では陽岱鋼がいる日本ハムの試合は必ず放送している。ほかにも巨人の試合も中継しているから日本プロ野球に触れる機会は多いよ。他球団の選手はパ・リーグでいったらオリックスの金子やロッテの井口といった選手は知ってる人が多い。でも、共通するのは国際大会やメジャーを経験している選手。逆に若手の選手はあまり知られていないんだ。」

「逆に日本のプロ野球ファンが台湾に来て、台湾の選手ことをもっと知ってくれたら両国はもっと良い関係になれると思うよ。」

※話してくれた原文のまま。

このSNSの誕生は、この問題の解決に近づく大きな原動力になりそうだ。

主にパ・リーグTVでの映像を流すようだ。元々、台湾のファンの増加のために現地に映像を提供していたようだがFacebookとの連携により手軽に日本の試合を観ることが可能になる。

自身は前述したように喜ばしいことではあるが、違和感もある。台湾のファンは情報を得ることができるが、私たち、日本人のファンはどうするのだということだ。なぜならCPBL公式日本語サイトのような場所が存在しないからだ。現在、台湾の試合を観るためにはCPBLや各球団のホームページに行くことがてっとり早い方法だと言える。ここで立ちはだかるのは言葉の壁。選手の名前は成績は理解できたとしても、肝心の試合詳細や選手個人のニュースの内容がわからない。ここで翻訳ソフトを使えば少しは理解に役立つが正確のものではない。このような事が起こっている今、日本と海外の情報格差もあることは強く感じている。

パ・リーグには海外に向けて試合放映権などを交渉する際には、相手国の試合を日本でも観ることができるような内容を含んだ契約をすることを望みたい。そのようにすることによって両国を行き来する野球ファンが増加する。観客動員数も増えて盛り上がる、WIN-WINの関係になる。今回のSNS開設がきっかけとなって情報交換できる日もそう遠くはないだろう。

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