旅行の楽しみにいかが? 台湾野球イベント

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台湾のヒーローの軌跡はこの場で知ろう!

日本も台湾も開幕は3月だ。シーズン開幕まで待ちきれないという人に朗報だ。現在、台湾・台北で「棒球英雄展」(Taiwan Baseball Heroes Exhibition)が開催されている。これは海外リーグで活躍した経験のある台湾の選手4人に焦点をあてた特別展だ。例えるなら野球殿堂博物館の企画展だろうか。

特集している選手は以下の4名だ。

陳金鋒(元ドジャース・現ラミゴモンキーズ) 台湾人初のメジャーリーガー

王建民(ヤンキースなど・現ブレーブスマイナー) 2006年・19勝で最多勝

郭泓志(ドジャースなど・現統一ライオンズ) 台湾の絶対的リリーフ投手

陽岱鋼(北海道日本ハムファイターズ) 2013年・47盗塁で盗塁王

展示物は本人が使用したユニフォームやグラブなどの道具や活躍の軌跡がわかる映像。選手ロッカー室やスポーツキャスター体験など全部で9つで構成されている。カテゴリーが試合の9イニングを意識しているのは面白い。目を惹くのは「メディカルルーム」だ。ケガの経験がある郭泓志と王建民とあわせ、故障したときの資料を公開しているのだ。また野球選手のケガについて深く学ぶために郭泓志の左腕模型が展示されている。日本でも選手実使用のものや記録を知るものはあるが、医療関係の資料を公開する施設はなかなかない。とても貴重なものになる。ファンにとって、楽しみながら深く野球選手のことを理解できる場所と言えるだろう。

この企画展は3月1日まで開催される予定だ。12月5日から始まっていたのだが、意外と期間が短い。台湾野球をこれから観てみようという方にも旅行の合間にふらっと訪れてみるのもオススメだ。日本のファンにはおなじみの陽岱鋼の特集もあるため、台湾での人気ぶりを知るには絶好の機会だ。現地のおいしい食べ物と一緒に野球を楽しむ。行ってみることで少しでも台湾野球のことに興味をもつ人が増えてくれることを願う。両国の選手の名前や成績を知ることでファン間での野球交流が盛んになるのではないだろうか。自身、現地の人に野球のことを話すと「台湾のことを知ってくれてありがとう!」と感謝されたことがある。小さな交流が友情へと繋がる。まずは知ることから始めよう。 運が良ければ4人に会えるかもしれない。

【棒球英雄展 概要】

開催期間:2015年3月1日(日)まで

展示時間:月曜日~金曜日 9:00~17:00(最終入場16:20) 土日・祝日 9:00~18:00(最終入場17:20)

金額:当日券 280台湾ドル(約1120円)

場所:国立台湾科学教育館7F/8F 東側 (台北駅から地下鉄MRT淡水線 剣潭駅からシャトルバス)

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(参考:棒球英雄展公式ホームページ)

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