アンドリュー・ブラウン 球団浮気発覚! 韓国プロ野球

NO IMAGE

前から動向を気にかけていた選手の移籍が正式に決まった。

日韓で争奪戦が繰り広げられていたアンドリュー・ブラウン。選んだのは韓国だった。しかし入団したのは交渉を進めていたトゥサン・ベアーズ(以下、斗山)ではなく、SKワイバーンズ(以下、SK)だったのだ。80万ドルで契約完了。

ブラウンは31歳。外野手だが、一塁や三塁も守ることができる。マイナー通算720試合で打率.286 本塁打135 長打率.521という成績。魅力は3A時代に記録した3度のシーズン20本塁打。この長所に目をつけて斗山を中心に交渉が行われていたのだ。日本の球団で交渉していたのは楽天だったという。既にギャビー・サンチェスの獲得が発表されているため、手を引いた形になった。

SKとの契約に至った決めては「家族」だ。ブラウンは「球団からは君が欲しかった。試合に出て勝利に貢献できる力がある。家族のサポートもすると言ってくれた」と語る。初挑戦のリーグで外国人選手の環境整備は成績にも係わってくる。仕事とはいえ、海外での生活は想像以上のストレスがかかるはずだ。台湾の義大ライノズに所属したマニー・ラミレスは家族が恋しくなりシーズン途中で帰国した例もある。自分のことを知ってくれている存在はとても心強いだろう。

NPB球団が環境整備に重点を置くのは食べ物ではないだろうか。例えば阪神のオ・スンファン。彼の自宅近くに韓国料理がある場所を探した。またDeNAのグリエル。キューバ出身のため、選手食堂のメニューにキューバ料理を加えた。食を整えることは選手本人の心に安心感を与えるだけではなく、ファンに母国料理を知ってもらえる機会になる。食がファンとの交流のきっかけになるのも面白い。

韓国に初めて行くブラウン。活躍には期待したいのだが、彼は球団を浮気してしまったのだ。選手移籍となると選ぶのは選手自身。条件がよいところに行くのは日常茶飯事だ。最初獲得に熱心だった斗山。フラレたことで絶対に抑えようという気持ちが高ぶっているに違いない。ブラウンを見るときは斗山vsブラウンの対決に注目してほしい。

フラレたからといって斗山の投手陣がデッドボールを多く与えたりしないを願いたい。昼ドラのようなドロドロ関係にならないためにも。

SKを選んだことが吉と出るか凶と出るかは今季のKBOを見ればすべてがわかる!因縁のドラマをご覧あれ!

アジア野球カテゴリの最新記事