アジア野球隆盛の大きな力になる球団増設!
アジア野球連盟会長の彭誠浩氏が注目の発言をした。それは台湾プロ野球に2球団増設させるという内容だ。現在、台中市が「2017年の新球団参入」という目標に向けて動き出したところだった。2009年以来の6球団制に戻るのならこんなに喜ばしいことはない。先日、詳細が決まった「プレミアム12」も台湾開催が決定したことから国内の野球の盛り上がりはさらに高まっていくことだろう。
現時点で参入を目指しているのは電工会社の「崇越科技」と保健会社の「全球人壽」だ。それぞれ社会人チーム「崇越隼鷹」と「美孚巨人」をもっている。「崇越隼鷹」はリーグ戦で結果を残している。行われている冬リーグでは2位という優勝を狙える位置にいる。一方の「美孚巨人」は会社が主催するトーナメント戦に出場している。先日行われた大会では準優勝という成績だった。
「崇越隼鷹」は参入に向けて驚きのプランを実行する。来年に日本の四国独立リーグに参戦するというのだ!プランによると当初の予定だった2017年の参入を2019年に延ばし、四国アイランドリーグplusで力をつけるというものだ。その準備として10月に四国の2球団を台湾に呼び交流試合をするという。もし、参戦が認められなければCPBLの二軍に入る。5球団での試合調整はどのようにするのか疑問。許可が下りれば四国は台湾プロ野球の将来を担う立場になる。個人的には受け入れてほしいが現場の人間の判断次第だ。
CPBL準会長の呉志楊氏は「崇越隼鷹が5番目の球団になってほしいが、崇越科技自体が我々は6番目の球団になると言っている」と語る。一方で彭誠浩氏は「2球団が同時に加入してくれたら最高の形だ」と2人の思いは微妙に合っていないようだ。
これから改めて2会社のプロ球団参入バトルが始まる。競うことではないと思うが、台湾球界の思いはただ1つ。球団が増えて野球がさらに盛り上がること。アジア野球全体のためにも、以前のような八百長が起こらないように注意して新球団創設をしてほしい。
2015年、オリンピック復活に向けて動き出した日本。アジア球界を引っ張るのは日本と台湾なのかもしれない。「パートナー」の強力援助を強く望みたいところだ。