台湾が新たなステージへ進むという意味を表しているのだろうか。
台湾プロ野球(CPBL)のグッズを統括する「中華職棒公司」が2月28日をもって営業終了することを発表した。
原因とも言えるのは「ビジネス縮小」。過去に球団をもっていた3会社が完全にCPBLから手を引くことになったのだ。
以下は会社名。球団をもっていたときのチーム名。
味全食品(味全ドラゴンズ)
三商(三商タイガース)
中時報グループ(時報イーグルス)
台湾では陽岱鋼(日本ハム)やチェン(オリオールズ)の活躍で野球人気が高まっている。しかし3社の撤退によってCPBLの広告や球場看板が減ることなった。人気はあれど中は大変である様子がうかがえる。
上の写真は台湾で友人に案内してもらったときに撮ったもの。グッズが欲しいと思い、場所を調べて向かった場所がまさかの会社だった。当時は前期シーズンが終わったばかりで休業日だったのだが、特別に開けてもらった。担当してくれた方から「日本から来てくれてありがとう!」と喜ばれた。いくつかグッズを購入したが、おまけとして球団のメモ帳や選手名鑑までもくれたのだ。訪問した場所がなくなってしまう。
調べてみると毎年、会社ではグッズのセールが行われているようだ。2月7日には「中華職棒公司」として最後のセールが行われることも決定した。販売されるのは以下の通り。
1. 「超価格!福袋」
限定200個。500元(約2000円 ※4倍すれば日本円の価格に)。
中身
・CPBL25周年記念商品
・絶版になった台湾プロ野球雑誌
・冬季リーグのシャツ
・アシックスの衣類 など
毎年、1500元だがこれは超特別価格だ。
2. 絶版の野球商品
・歴代の試合球・記念球
・ユニフォーム
最後の大売り出しが展開される模様だ。
3. 絶版野球雑誌
・シーズン記録年間
・野球専門雑誌「職業棒球」売り出し
記録好きには必見の商品。限定品だ。
4. CPBL25周年記念グッズ
・生活用品
・Tシャツ
・記念帽子・シャツ
すべて3割引き販売決定だ。
ファンにとって貴重にグッズを手に入れる最後のチャンス。嬉しいことだが、グッズはどうなるのだろうか。3月からは「CPBL事業部」が雑誌編集の責任をすべて負うことが決まっている。生まれ変わった雑誌はこれまでより8ページ増やす予定。ファンにとってグッズは選手と一心同体になれる貴重なもの。ユニフォームも雑誌もすべて野球とファンをつなぐ大切なアイテムだ。
台湾では今年から会長が変わった。今回のグッズ専門会社が営業終了するのは改革の1歩なのかもしれない。今後の「CPBL革命」の動向に注目していきたい。
※最後にグッズセールの詳細を紹介
日時:2015年2月7日(土)
時間:11時~17時
場所:中華職業棒球大連盟