球春到来! 韓国・台湾のフライングキャンプ!? キャンプ情報

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球春到来! キャンプを行っているのは12球団だけではない。

日本は本日からキャンプ開始。選手がシーズンに向けて課題に取り組む。試合で練習したことを実践するよい機会。我々、野球ファンにとって「元旦」を迎えた。

一方で韓国・台湾の球団のキャンプは1月8日から徐々に始まっていたのだ。それぞれアメリカ・台湾・日本と3カ国に散らばっている。以下は台湾でキャンプを行っている球団マップ。

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(出典:Basenation Studio https://www.facebook.com/#!/Basenation.Studio?fref=nf

台湾
統一ライオンズ
中信兄弟エレファンツ
義大ライノズ
ラミゴモンキーズ

韓国
SKワイバーンズ(二軍)
サンム(兵役に就いている選手で構成される警察チーム)
ロッテ・ジャイアンツ(二軍)
斗山ベアーズ(二軍)
LGツインズ(二軍)
KIAタイガース(二軍)
ネクセンヒーローズ(二軍)

中国
天津ライオンズ

大学
台湾体育大学(西武・郭俊麟の母校)

これだけの球団、団体が約2カ月の間、練習や試合を通してチームを強くしている。日程を見ると2月11日から練習試合が始まる。ほぼ毎日3試合ずつ、各地で観ることができる。しかし場所によって有・無料があったり、スタンドを解放しないというところもあるようだ。ラミゴと中信兄弟はすべて無料。統一は27日から3月1日までの試合は有料だ。

個人的には統一の投手陣に注目している。昨年までソフトバンクの投手コーチを務めていた郭泰源がいるからだ。昨年、シーズン終盤で故障した郭泓志。通算100勝を記録しているものの、故障に苦しむ潘威倫。投手陣を引っ張る2人の復活が統一の命運をにぎる。郭泰源への期待は計り知れないものを感じる。

「韓国は二軍ばかりじゃないか」と思う方のために1軍はどこにいるのか紹介したい。ご存知の方も多いかもしれないが2月の中旬に日本の各地でキャンプを張っている。高知・宮崎・鹿児島・沖縄だ。それまでほとんどがアメリカ・アリゾナやグアム・カルフォルニア・フロリダにいる。1月16日からハンファが1番乗りで高知で行っている。以下は1軍の日本でのキャンプ地。

サムソン・・・ONNA赤間ボール・パーク(沖縄・恩納・2月5日から)

ネクセン・・・沖縄各地(練習試合のみ 2月22日から)

LG・・・うるま市石川野球場(沖縄・うるま 2月16日から)

SK・・・うるま市具志川野球場(沖縄・うるま 2月13日から)

斗山・・・宮崎市清武総合運動公園(宮崎・清武 2月18日から)

ロッテ・・・鹿児島県立鴨池野球場(鹿児島・鹿児島 2月16日から)

KIA・・・金武町ベースボールスタジアム(沖縄・金武 1月17日から開催中)

ハンファ・・・高知市総合運動公園野球場(高知・高知 1月15日から開催中)
       八重瀬町東風平運動公園野球場(沖縄・八重瀬 2月16日から)

KT・・・日向市お倉ヶ浜総合公園野球場(宮崎・日向 1月24日から開催中)
     鴨池市民球場(鹿児島・鹿児島 2月19日から)

残りのNCはアメリカでキャンプを張ることになっている。今年の注目はハンファイーグルス。金星根監督以下、金泰均やモーガンといった日本にも在籍経験のある人物が揃っている。最下位からの下剋上に燃えている。

キャンプ地を眺めていると韓国チームと試合できるのがキャンプ期間のみというのはもったいない。台湾も巻き込んでアジア交流戦ができないものだろうか。国際大会で経験を積ませるよりかは練習試合のほうが重圧が少ない。これまで海外の単独チームと対戦できるのはアジアシリーズしかなかった。ソフトバンクの3軍が韓国遠征を行っていたが、他球団もできたらアジア野球が少しずつ盛り上がっていくはずだ。

日本の球団のキャンプも良いが、ぶらっと韓国や台湾のキャンプに立ち寄ってみるのはいかがだろうか。きっとあなたの中の野球観に新たな1ページが刻まれるだろう。めったにないチャンスを見逃さず、アジアの野球にも目を向けてみようではないか。

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