韓国2年目。 行く先はキングかホームかどちらだ!?
2013年に9番目の球団として1軍参入を果たしたNCダイノス。初年度は最下位予想を覆す7位と健闘。昨年は一気に3位と準プレーオフに進出した。チームの躍進に欠かせなかった男がいる。それがエリック・テイムズだ。
(出典:Have Fun! http://blog.naver.com/7553702?Redirect=Log&logNo=110187437732)
(参考:NCvsハンファ 背番号14がテイムズ。ホームランを打つ)
昨年の成績
125試合 打率.343 37本塁打 121打点
※(全球団中 打率8位 ホームラン3位 打点2位)
テイムズは28歳。元々、外野手だがNCでは主に一塁手として起用された。メジャーではブルージェイズとマリナーズに所属したことがある。2年間での成績は181試合 打率.250 21本塁打 62打点だった。
韓国でのあだ名は「福男」(ポクトンイ)。チームの順位を一気に上げたヒーローの1人として信頼が厚い意味も込められている。テイムズという男がいたからこそ昨年のNCの成績がある。
現在、アメリカ・アリゾナで行われているキャンプでテイムズは意気揚々と語っている。
「今シーズンは40本以上打つぞ!」と。
今までのシーズンと大きく変わる点は試合数が128試合から144試合に増加することだ。その分、本塁打も増える可能性も十分にあると言える。昨年、打率3割を残したとはいえ極端な打高投低の韓国球界。10球団が獲得した海外出身選手(前年以前から在籍する選手も含む)全31人中21人が投手なのだ。つまり投手の弱さを必死に補強していることが明確な形となっている。強くなった投手陣で昨年の「助っ人本塁打王」を抑えにいくのだからたまったものではない。
ちなみに昨年の本塁打2位だったカン・ジョンホがピッツバーグ・パイレーツに移籍した。残る標的は52本塁打を放ったネクセンのパク・ビョンホのみとなった。昨シーズンのような成績が残せるのならの話だが。
韓国では昨年から各球団の外国人枠が3名に拡大した。(KTは4名)前は結果を残していたとしても不調やケガで即2軍落ち。もしくは退団となる。日本より厳しい海外枠。2015年シーズンの最後までテイムズはチームに残ることができるだろうか。
公約通り40本塁打以上打てたなら来年も契約は無事にできるだろう。100万ドルの年俸に見合った活躍を期待したい。間違っても打てなくなり「故郷のカルフォルニアにHome Run」しないように。狙うは外野スタンドまでボールを飛ばす「Home Run」だ。