大谷翔平の「二刀流」は台湾でもブームが起きている!?
前日に紹介した林哲瑄(リン・ズゥシェン)。投手と野手の二刀流であることをお伝えした。実はまだ台湾にはもう1人存在している。選手の名前は曹佑寧(ツァオ・ユゥニン)。ただし「映画の中」での話だ。1月24日から日本でも公開が始まった「KANO」で選手として出演している。
「助演男優賞!?」に輝いた曹佑寧。本当の姿は現役大学生の野球選手なのだ。21Uワールドカップにも出場していた。
(参考:21Uワードカップ vs日本 センターでのファインプレー)
(参考:曹佑寧の活躍を伝えるニュース)
自身は昨年、現地で彼のプレーを見た。「ミートがうまく確実にバットの芯を捉えている」という印象だった。打順としては1番打者タイプといったところか。21Uではベスト外野手にも選ばれたほど。日本でいえばオリックスの糸井を連想させる。
曹佑寧の野球人生において「KANO」の存在はとても大きな影響を与えたようだ。
「映画の撮影が終わった後、自分の未来が明確に見えた。目標はもちろんプロ野球入り。今の大学大会で優勝し、はずみをつけたい」と語る。
CPBLのドラフトは6月。念願の達成なるか。映画のように投手も兼任すれば日本の球団からもお声がかかるかもしれない。二刀流というのは野球ファン憧れのプレーの形の1つではないだろうか。
次回、日本と戦うのは17年のWBCが有力。2年後は台湾代表の1番打者として陽岱鋼と共に活躍していることだろう。「俳優と野球の二刀流」の成長にこれからも目が離せない!