日韓王者激突 これは裏アジアシリーズか!? 日韓親善試合

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日韓王対決実現! あの選手も帰ってくるか。

サムソンライオンズがソフトバンクと親善試合をすることを発表した。2月27日に福岡・ヤクオフドームにて午後6時試合開始だ。

両球団の対戦は2011年のアジアシリーズ以来となる。当時は5対3でサムソンが勝利している。現阪神のオ・スンファンもセーブを挙げている。交流試合とはいえ、ホークスに再戦の機会が訪れた。

見どころは「王者対決」

ソフトバンクは昨年の日本一チーム。一方のサムソンは4年連続で韓国一になっている。特に昨年のチーム打率.301のサムソン打線は脅威だ。得点812・盗塁数161。この2項目も韓国球団トップの成績を残した。ホークスは打率.280 得点607 盗塁124だ。この両球団の成績から打撃戦が期待できそうだ。

もう1つの見どころとして、日本球界を経験した選手が2人も在籍していること。

日本で3球団を渡り歩き、159本塁打を放ったアジアの大砲。イ・スンヨプ。

※3球団(ロッテ・巨人・オリックス)

(参考:オリックス時代 サヨナラホームランを放ったイ・スンヨプ 0:50から)

ヤクルトの160キロ守護神 5年で128セーブを挙げたイム・チャンヨン。

(参考:ヤクルト時代の投球)

現時点では選手を28人帯同させると発表されているがまだメンバーはわからない。この2人が出場することで多くのファンの観戦を望めるのではないだろうか。当時は他チームだったが、日本でプレーした選手が来日するのは嬉しいことだ。久しぶりに姿を観ることができ、少しでも韓国野球にきょうみをもつファンが増える機会になることを願うばかりだ。

試合の開催自体は喜んでいるが1つ疑問がある。「この試合を行う意味は何なのか」ということだ。11月に日本・台湾共同開催のプレミアム12がある。今年の1番大きな国際大会になることは間違いない。おそらくトップチームでの日韓戦はこの親善試合を最後に11月までないだろう。アジアシリーズの代替試合になってしまうのではないか。昨年の大会が中止された際、2015年1月に今後について話し合うと発表された。しかし、今日まで何も音沙汰がない。対戦が昨年の優勝チーム同士。条件は合致する。アジアシリーズが今年も開催されないのならサムソンとの試合結果からNPBは何か表明してほしい。

また、野球をオリンピックに復活させるなら「親善試合」の後に両球団がどのような交流をするのか明確にするべきだ。ただ「海外チームと試合しました」というだけなら意味がない。ホークスがサムソンがどのような関係を築いていくのか注目したい。

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