ダスティン・ニッパート 5年連続2桁なるか 韓国プロ野球助っ人

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今季の韓国プロ野球の助っ人の中で最高年俸はこの人! 5年連続の記録に挑む。

KBOに来た海外選手が同一球団に所属できるのも長くて3年といったところ。それまでには期待はずれで戦力外となったり、条件が折り合わずに自由契約になる選手も多々いる。これは日本でも同じだ。

韓国の斗山(トゥサン)ベアーズではなんと今季で5年目を迎える助っ人が存在する。実績をみれば納得する。球界全体を見渡してみてもめずらしいケースだ。

その助っ人の名はダスティン・ニッパート。33歳を迎える先発右腕だ。斗山には2011年から在籍する。その前はというとダイヤモンドバックスとレンジャーズでメジャーを経験。通算成績は119試合 14勝16敗 防御率5.31という成績だった。

(参考:ニッパードの投球)

驚く点はKBOで全シーズン、2桁勝利を挙げていること。4年間の成績は以下の通り。

   年度  試合数   勝敗  投球回  奪三振  防御率
   2011     29  15勝6敗    187    150   2.55
   2012     29  11勝10敗    194    156   3.29
   2013     19  12勝4敗    118    108 &n
bsp; 3.81
   2014     30  14勝7敗   179.1    186   5.31

ちなみに投手の安定感を表すWHIPは5年間で1.20。数値的に非常に良いとされている。試合を作れるという証拠になる。このような成績から年俸は全助っ人中、1位の150万ドルになった。

魅力は2メートルを超える身長から投げ込む角度のあるストレート。まるでビルの8階あたりからボールが落ちてくるような感じだ。「Naver」で外国人選手紹介の項目があった。ニッパートについて以下のように書かれていた。

「5年連続 斗山の守護神」

この言葉は先発の柱として期待するといいう意味。守護神と言うと抑えと勘違いしてしまいそうになるが、ここではエースとしての活躍は間違いなしということだろう。期待されていることは5年連続2桁勝利。昨年は投手陣の中でトップの成績。今季も同じような投球ができればプレーオフ進出に手が届くだろう。

斗山とニッパートはある意味、運命共同体だ。

「2メートル3センチ」の巨人が他球団を威圧感で抑えられるか。年俸トップの実力を発揮してほしい。

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