棒球英雄展 野球を知るならここからがいい 「2回の攻防」

NO IMAGE

晴天に恵まれた2月13日。台北で開催されている棒球英雄展のレポートだ。今回は9種類の展示物のうち2箇所目を紹介する。

2番目のコーナーの名前は「戦略室」

image

主にボールやバットなど野球の道具について解説している場所だ。

最初に目に入ってきたのは選手の活躍を数値化するときに用いられる「サイバーメトリクス」の解説だ。ここに書かれていたのは、よく新聞に載るようなものばかり。投手なら防御率。打者なら打率といったもの。野球を初めて知る人に対して優しい配慮だ。

image

ちなみに「曲球」はカーブ。「滑球」はスライダーのことだ。自身もやってみた。

image

これはフォークだ。選んだのは分かりやすいから。

変化球とくれば次はストレート。しっかりとコーナーがあった。最速記録が紹介されていた。日本からは大谷翔平の162キロが登場。

image

陽岱鋼とチームメイトという縁もあって知名度は向上している模様。

硬球の中身の紹介。なぜ当たると痛いのか。ボールの中に何が入っているのか。ここでは解説は難しい。気になる方は東京ドームに隣接する野球殿堂博物館に行くことをオススメする。その疑問は必ず解決される。

image

最後にバットの種類の紹介。

image

こうして見るとバットにもこんなに種類があったのかと改めて勉強になる。子供は初めて握ったバットの感触は忘れることはない。これば野球を始める大切なきっかけになる。この企画展に来た子が将来、日本と戦うことになることを期待したい。

「2回の攻防」は野球というスポーツを知るために最適なものだった。日本ではバッティングセンターのようにいきなり実践するという場所が多いように思える。激しくは動かないが、少しだけ野球に触れてみたいというファンのためには今回の展示は最高だ。野球殿堂博物館の関係者のみなさん、新たな企画のヒントになるのではないだろうか。

次回は3回と4回の攻防を同時にお届けする。

棒球英雄展カテゴリの最新記事