2月13日。晴天に恵まれた台北で棒球英雄展が開催されている。そのレポート中だ。
展示物としては最後となる8つ目と9つ目を紹介する。
まずは「8回の攻防」から。焦点をあてているのは海外の旅だ。
今回、特集されている4人の選手(陽岱鋼・郭泓志・王建民・陳金鋒)全員が海外リーグを経験している。
陽岱鋼(北海道日本ハムファイターズ」
郭泓志(ロサンゼルス・ドジャース)
王建民(ニューヨーク・ヤンキースなど)
陳金鋒(ロサンゼルス・ドジャース)
これはメジャーリーグに昇格するまでの仕組みを表したもの。昇格していくにつれて数字が減っている。イチローや松井秀喜のように長年に渡って活躍するのは至難の技であることがみてとれる。
郭泓志の表情が憎たらしいため載せる。
陽岱鋼が日本で学んだ野球に対する態度について解説している。「シアター」において小笠原道大・稲葉篤紀・新庄剛志・金子誠の存在が大きいと語っていた。13年の盗塁王の獲得やチームの中心選手と活躍しているのは学んだことが生かされている証だ。
この新聞を見ているともし、日本ハムではなく、ソフトバンクに入団していたらチームの知名度は今と全く違うものになっただろう。台湾の人にとって「北海道」という地名は日本ハムとファミリーマートで売られているアイスクリームで認識されている。
これはお宝の絵だ。陽岱鋼がはしゃいでいる。普段はユニフォーム姿しか見る機会がないため、とても貴重な姿だ。
6番目の展示「ロッカールーム」に戻ると近くに最後の展示物がある。
最後の展示は「放送」だ。これは展示というよりは体験できる場所。ニュースキャスターになって4人選手のニュースを読むことができる。
席の前にはカメラがあり、撮影もされる。実際にニュースを読み、Facebookに映像を投稿すると記念としてピンバッチがもらえる。自身もやってみた。日本から来たということで陽岱鋼のニュースを日本語で読み上げた。
自身の素顔、初公開だ。恥ずかしいため画像にするが、全編を見たい方は「棒球英雄展」のFacebookページを確認してほしい。載っているはずだ。
終了後、約束通りピンバッチを頂いた。普段はくじ引きのように1回引いたものがプレゼントされる。特別に陽岱鋼が出るまで引かせてもらった。6回ほど引いただろうか。やっと出てきたピンバッチはこれだ。
スタッフの方の気遣いに感謝だ。優しいスタッフが揃っているからこそ、このイベントが大人気な理由なのだ。行けば同様な心温まる出来事が起こる。ぜひ体験してみてはいかがだろうか。
以上で展示物の紹介は終わりだ。9回シリーズとお伝えしているが、あと4回分残っている。次回からはその日のメインイベントだった「VIP」の登場だ。