KBO 新スポンサー獲得 韓国プロ野球

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10球団で新たなスタートを切る韓国リーグ。スポンサーも付いて勢いに乗る。

今季から韓国ではリーグの名称を「KBOリーグ」で統一する。ブランド名を浸透させることが狙いのようだ。さっそくバックアップする大きな企業が現れた。名前は「タイヤバンク」。この企業は1991年に開業した韓国国内初のタイヤ専門店。3月現在、店舗数は360。顧客は1千500万人を獲得している流通企業だ。

今後は3年間の契約でリーグスポンサーとなる。最近2年間は韓国ヤクルトが担っていたポジション。スポンサー料として歴代最大の60億ウォン(約6億5千万円)を支払っていた。タイヤバンクも同じような金額を出資したとみられる。

タイヤバンク会長のキム・ジョンギュは今回のスポンサー契約について次のように語っている。

「多くのプロ野球ファンが試合を観戦して楽しむ姿と共に我が企業も発展できたら楽しいではないか。KBOやファンと共に成長していきたくて今回のリーグスポンサーになることを決めました」

この発言に対し、KBO総裁のク・ボンノン総裁も企業の発展と感謝の気持ちも述べている。

「韓国国内初のタイヤ会社として発展を遂げたタイヤバンクとともにプロ野球を運営できることはとても嬉しく思う。今回の契約を機にお互いにより成長していきたい」

関係も良好の状態で新たなシーズンを迎える韓国リーグ。選手自体も144試合と試合数増加によってさらに盛り上がるに違いない。運営も強力なバックアップを得て挑む。

韓国の雑誌に「2020年までにアジアリーグのリーダーになる」と堂々と記していた。この宣言達成に向けてスタートラインに立ったことになる。まずは3年間、タイヤバンクと関係が継続できるかが、KBOにとってはテストとなるのだ。結果により韓国リーグの将来が決まる。プレーする選手の裏で運営側もシビアな日々を過ごしているのだ。

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