胡金龍と林智勝 新・球界の担い手誕生 台湾プロ野球

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新理事長決定。台湾球界のリーダーはこの人だ。

3月6日に台湾・高雄で台湾プロ野球選手会の役員改選選挙が行われた。投票の結果、義大ライノズに所属する胡金龍(フゥ・ジンロン)が新理事長になった。また、副理事長としてLamigoモンキーズの林智勝(リン・ズゥシェン)が選ばれた。

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新理事長に選ばれた胡金龍

(出典:Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E9%87%91%E9%BE%8D

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新副理事長となった林智勝

(出典:Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E6%99%BA%E5%8B%9D)

胡金龍は31歳の外野手(近年は内野も兼任)。メジャーリーグ経験者でもある。ドジャースとメッツで計5年間在籍した。2013年から義大に入団し、チームのヒットメーカーとして活躍している。昨年は首位打者と最多安打のタイトルを獲得した。

一方の林智勝は33歳の内野手。主に3番を打ち、過去に最多本塁打のタイトルを3度獲得した強打者だ。昨年の千葉ロッテの秋季キャンプにも参加したことがある。

今回の改選により3代目となる選手会理事長が誕生したことになる。これまで務めていたのは中信兄弟エレファンツの中心打者・彭政閔(ペン・ジェンミン)だった。

選挙のお知らせをした過去の記事はこちら

→ 彭政閔 台湾球界を担う!?

2008年にできた台湾プロ野球選手会。選ばれた基準は何だったのだろうか。メジャー経験者ということで世界の野球を知る人物を重視したのかもしれない。今年は台湾で3種類の国際大会が予定されている。集大成いえるのが11月のプレミアム12。CPBL(台湾プロ野球の組織)新会長の呉志楊氏とタッグを組んで成功させなければならない。重圧は大きくなるが、今後の野球界のために越えなければならないハードルだ。

日本のファンへ台湾の情報を得やすくなるための政策もお願いしたいところ。新たなステージへ動き始めた台湾球界。胡金龍を中心に球界全体の盛り上がりにまい進していく。任期の3年間、どのような変化があるのか動向に注目していきたいところだ。

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