王貞治ベースボールミュージアム 人は人との間で生きている

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世界のホームラン王。人との出会いが人生を変える。

だいぶ時間が経ってしまったが、2月27日に福岡に行った。ソフトバンクホークスとサムソンライオンズの親善試合のレポートが目的だった。試合前にはヤクオフドームに併設されている王貞治ベースボールミュージアムを見学。今回はミュージアムの模様をお届けする。

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入口。チケット売り場では2種類の入場券が販売されていた。1つ目は入場料のみ。価格は1000円。球団ファンクラブのカードを窓口で提示すると200円引きになる。自身はホークスファンクラブのカードを持っていないため、代わりにライオンズファンクラブカードを提示した。受付係は唖然とした顔をしていた。2つ目はドーム見学ツアー付き券。価格は1500円。グラウンドに降りて球場全体を見るだけではなく、選手が使用するベンチやロッカーに入ることができる。ヤクオフドームに初めて訪れた方にはツアー付き入場券をオススメしたい。

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パンフレットと入場券。入るとミュージアム全体の案内映像がある。特徴的なのは英語・中国語・韓国語でも案内があることだ。特に台湾でも王貞治は英雄。先日、台湾の野球殿堂入りを果たした。音声ガイドも用意されているため、海外からの観光客も安心して見学することができる。

最初のコーナーは生い立ち。

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王貞治の実家はラーメン屋。メニューをはじめ、自転車が再現されている。

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現役時代の背番号は1。お店の名前にかけて背番号50という選択肢は当時なかったのだろうか。野球の世界には「たら、れば」は禁物と言われる。しかし、好きなように想像できるのはファンの特権だ。背番号だけで成績が反映するかは別の話だが、野球を観る楽しみ方の1つ。

家族の教え。子供のときは体が弱かったそうだ。数十年後、世界に名前が轟かせることになることは家族の誰が想像していただろうか。多くの人に慕われている人間性はここがルーツとなっている。

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野球を始めたときの王貞治少年の言葉。野球に限らず、何に興味をもつかはわからない。。このようにふとしたきっかけから生まれる。兄が広場に連れて行かなければ、現在の王貞治は存在していない。

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一気に成長し、甲子園優勝。当時は投手として活躍していた。有名な一本足打法をあみだしたコーチ、荒川博とは高校時代に出会っていたのだ。打者としての才能を見出していた荒川。「左で打ってごらんよ」というこの一言が今後の野球人生を大きく変えることになる。

家族の愛と荒川との運命的な出会いで「野球」の世界に身を置いた王貞治。生い立ちを知ると、誰と出会うかによって人生が大きく変わることを学ぶコーナーだ。

次回は巨人入団後の王貞治コーナーを紹介する。物語はまだ始まったばかりなのだ。

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