王貞治ベースボールミュージアム 王貞治2世はこの場所から生まれる

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野球は見るのもよし、やるのもよし。

王貞治ベースボールミュージアムを紹介している。展示品もよいがちょっとひと休み。目が疲れたら体を動かしてみるのはいかがだろう。奥にいくとプレーの体験コーナーがあるのだ。

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上から実使用のグローブ体験。動体視力検査、握力検査。やる気を出す仕掛けとしてプロ選手の記録を目標に挑戦できる。握力の記録をみるとあまり左右に差がない。自身は測っていないためわからないが、これが一般的なのだろうか。

次からはこのコーナーの目玉だ。

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実際のプロのスピードを体験することができる。3投手が順番に投げてくる。

摂津正      ストレート
森福允彦    スライダー
鈴木康二朗   ストレート  (王貞治に756号ホームランを打たれた投手)

※球速は忘れた。

実際に打席に立てるわけではないので注意だ。ドンッという音に迫力を感じることができる。

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ここはランナーになって牽制球にあわせてベースに戻る体験ができる。ポイントは本多雄一のリード位置から始まること。体験してみたが、ベースまでが異常に遠く感じる。スタッフによると「これが本多選手の普段のリードです」との証言。盗塁するのには牽制アウトを恐れず前にでることが成功の1歩なのだ。

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投球体験のコーナー。5球ほど用意してあり、初速で球速を計測する。バッティングセンターにあるピッチングコーナーはある程度距離があるが、これは近すぎる。これも小さい子や女性にも気軽に体験できるようにするための配慮なのだ。

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これはめずらしい。これまでの常識が覆された感覚に陥った。ここはバットを振る場所。ただし、ボールは出てこない。いったい何をするのか、というと「スイングスピード」を測るところなのだ。混んでいない限りは振り放題。105キロを超えれば成人男性の記録のようだ。選手の中で速いと言われているヤクルト・雄平やオリックス・ブランコに追いつくには何本振ればよいのだろうか。

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「王貞治を知る場所なのに本人が出てきていないじゃないか」という方に朗報だ。しっかり用意されている。鏡に注目してほしい。よく見ると王貞治がいるのだ。ここでは一本足打法を体験できる。鏡に映るフォームにあわせる。やってみると足を上げる高さが予想以上に高い。なおかつ、体のバランスが整っていなければすぐに崩れてしまう。荒川博・王貞治タッグの特訓は壮絶なものだったことが時下に感じることができる。

ミュージアムは偉大な男を知るだけの場所ではない。来た人にも野球に触れる機会がある秘境だ。この場所の体験がきっかけで野球が好きになる人がどれだけ増えるのだろうか。そんなワクワクをさせてくれるヤクオフミニドームなのだ。

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