金の卵軍団の存在にワクワクさせてくれる。
どのような方法で自身に流れ着いたのはわからないが、インド野球連盟のコーチから連絡があった。もちろん面識はない。話によると自身がアジア野球情報をシェアしていたことからだそうだ。野球関係者と思われたらしい。
インドといえば、2012年に開催された15Uアジア選手権で日本を破ったことが記憶に新しい。スコアは3-2。2本の適時打とエラーで3点をとったあと、じわじわと追い詰められるも最後までリードを守り切った。まさに歴史的勝利。現在は日本と同じように年代別の代表がある。その中でも15Uが充実しており、選手たちの最初の目標は15Uの代表で活躍することだそうだ。そのあとの年代が国際大会で出場できないという悩みを抱えている。
先月、パキスタンで行われた西アジアカップ。インドは1999年に自国開催されたとき以来,16年ぶりの参加だった。全28州のうち、22州に野球連盟が存在する。その中で選抜された選手が参加。クリケットからの移籍した選手もいながらも身体能力の高さを見せ、3位という結果を残した。
(参考:コーチから頂いた、西アジアカップでの集合写真)
インド野球は男子だけでなく、女子も同じような水準でプレーされている。西アジアカップ終了後はパキスタン女子チームと試合を行う予定になっている。3月28日の連盟会議で詳細が決まるという。
現在のアジア野球は4強時代と呼ばれている。日本・韓国・台湾・中国。その下にはフィリピンやタイが続くが実力差が激しい。インドは世界ランキングではランク外。求められるのは国全体でのレベルアップ。そのために日本から指導者の派遣を求めているという。
海外から求められていることは日本の練習レベルが高いということ。さすがにすべての国に派遣は難しいが、1度様子を見に行くのもよいのではないか。アジアにはイラン代表を指揮する色川冬馬氏をはじめ、裏で発展に協力している日本人がいる。インド人メジャーリーガーを発掘した「ミリオンダラー・アーム」を日本版でやってみるのも1大プロジェクトになりそうだ。
インドの発展と動向を今後もレポートしていきたい。