ハンファはいつまで隠しているのか、クビを意味しているのか。
3月22日をもって韓国でもオープン戦(シホムキョンギ・試験競技)が終了した。昨年韓国シリーズを制したサムソンライオンズが8位に低迷する事態となった。その中で他球団ではより不可解にことが起きていた。日本でも「ティーー!」のポーズでおなじみのあの選手のことだ。
ナイジャー・モーガン。2013年に横浜DeNAベイスターズに所属した選手だ。
(出典:Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%B3)
メジャー通算120盗塁を記録し、日本でも活躍が期待されていた。開幕当初は打てない日々が続いたが、夏場になると急に打ち出した。結果的には打率.294 本塁打11 打点50とまずまずの成績をのこしたが、契約更新には至らなかった。
今季は韓国・ハンファイーグルスに入団した。新監督のキム・ソングンの元、チームのリードオフマンとしての働きが注目されている。しかしオープン戦では1試合も出場することがなかったのだ。なぜなら入団以来ずっと2軍にいるからだ。
ケガをしているわけでも、不振に陥っているわけでもない。守備は球界一の評価を受けている。それなのに1軍に昇格しないことに韓国のファンは疑問を抱いている。特にハンファはオープン戦で6連敗を喫し最下位になった。だからこそモーガンの注目度は高い。
日本でのキャンプを終え、韓国に帰国した。その後は2軍戦に出場。主に1番打者として登場。3月15日のKTウィズとの試合では5打数2安打。3月13日のSKワイバーンズの試合においては4打数3安打1盗塁。結果だけみても充分すぎる成績。
裏話によるとハンファのスカウト陣はアメリカに派遣されているという。つまり新外国人を視察している。これが意味するものはなんなのか。キム・ソングン監督とウマが合わないのでは?との話が挙がっているが真実は不明のまま。
オープン戦が終了した今、近々1軍投手と対戦するには開幕戦しかチャンスがなくなった。韓国の開幕日は3月28日。果たしてその日までに日本でも見せた姿を観ることができるのだろうか。今後の動向が気になるところだ。
日本のファンにとってもモーガンが韓国にいることはプラスといえる。他国の野球を観るために興味を引く1つは「外国人選手のその後」だからだ。来日する選手は今季のリック・バンデンハーグ(ソフトバンク)のように韓国で活躍した選手の入団が近年が多い。モーガンの場合は逆のパターンなのだ。
お隣の国。3万円あれば滞在できる。本拠地は真ん中の大田(テジョン)という場所。ソウルから新幹線(KTX)で約1時間とアクセスも便利。直接、キム・ソングン監督に「なぜモーガンを出さない?」と直訴してみるのもありだ。韓国でプレーが観ることができるか否かは我々、日本のファンの想いもカギになってくるかもしれない。
どうなる!? ナイジャー・モーガン。