5月18日、NPBの熊崎勝彦コミッショナーが台湾でラジオ番組の収録を行った。
台湾プロ野球の呉志楊会長がパーソナリティを務めている「週末喜洋揚」という番組。台湾で毎週土曜日16時から17時までの1時間、さまざまなゲストに招いて裏話を語り合うという内容だ。
(参考:週末喜洋揚 2015年3月14日放送)
※台湾プロ野球の裏話:選手を招き、平日の過ごし方について話している。
今回は2人で歓談をしたり、日台野球情報の共有、オリンピック復帰のための施策を決めたようだ。
熊崎氏はラジオの中で「私は台湾プロ野球を100%応援するし、協力していく。11月にはプレミア12も始まるし、オリンピック復帰のために1歩ずつお互いに前進していきたい」と述べた。
番組終了後には呉志楊会長は熊崎氏にプレゼントを用意していた。紹興酒と「0124」と刻まれた試合球だ。数字は熊崎氏の誕生日らしい。なんともやさしい会長なのだろう。
このラジオ出演は3月のときにすでに約束されていたように思える。東京ドームで行われた侍ジャパンvs欧州選抜の際、呉志楊会長が来日していた。熊崎氏はじめ、ヨーロッパ各国の野球連盟関係者と会談を行っていたのだ。話し合いの中で日本も台湾も協力してオリンピック復帰を目指すと宣言していた。ある意味、ラジオもPR活動の1つだ。
交流を深めるのもよいが、話した内容の詳細を日本のファンにも公開してほしい。現在わかっていることはプレミア12の組み合わせが5月20日に発表されること。何かしら日台間で動きがありそうだ。
今後も末永い交流が続くことを願いつつ、両国の動向に注目していきたい。