中信兄弟エレファンツ 暴挙に出た補強

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補強とはいったい何のためにするのか。
 
台湾・中信兄弟エレファンツが元キューバ代表のホセ・コントレラスを獲得した。MLBで10年以上活躍した43歳の投手だ。
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ホセ・コントレラス
(出典:geocities http://www.geocities.co.jp/Athlete/5125/new/contreras.html)
昨秋には千葉ロッテが入団テストを行ったが不合格になった。
「ロッテ 元キューバ代表コントレラス獲り検討、今秋入団テストへ 」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/08/12/kiji/K20140812008728770.html
(参考:スポニチ)
チームが期待したのは試合をつくる能力。昨年在籍したメキシカン・リーグでは134回を投げて140個の三振を奪い、タイトルを獲得した。1試合平均の奪三振数は9.4個。また四球も2.5個と大崩れしない印象を受ける。球速も145キロ出る。
中信兄弟の吳復連監督は「チーム最年長の選手となるが昨年の成績がよかった。メジャーで培ってきた技術を見せてほしいし、まだまだ投げる力はある」と絶賛しているようだ。
前後期制の台湾リーグは6月の中旬で前半戦が終了する。いきなりコントレアスを投げさせることはせず、2軍戦で数試合試す。7月から始まる後半戦でベールを脱ぐことになる。
シーズン開始前ならともかく、なぜこの時期に43歳の投手を補強したのか疑問だ。メジャーとメキシコの成績だけを考慮して獲得したというのなら「補強」にはならない。過去、キューバ・アメリカ・メキシコと異国の地で投げてきたとは適応できるかは二の次だ。台湾メディアは43歳という年齢を引きにして報道しているが、これで結果が出なければガッカリだ。

まだ投げていないため何とも言えないが後期シーズンの初登板に注目してみたい。

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