いよいよ台湾もプレミア12に向けて動き出した。
去る、6月8日に大会に向けての会議が行われた。議論されたのは監督人選。7月上旬に決まることになった。台湾代表監督のガイドラインによるとプロ野球の監督経験者が選ばれることになっている。
ファンが支持するのは日本でもおなじみの人物。「オリエンタル・エクスプレス」こと、郭泰源だ。現在は統一ライオンズのヘッドコーチ兼投手コーチを務めている。
(写真:台湾で有名!?な郭泰源を応援する「郭ガール」)
監督就任を望まれているのも人気もさることながら豊富な指導経験にある。2004年から2年間は誠泰コブラズ(現在は消滅)の監督を務めた。これで上記の条件はクリアされている。その後はWBCで投手コーチを歴任するなど国家代表に関わること3回。国際大会での戦い方を熟知しているとも言える。
あるファンからはこのような声もある。
「彼が監督になるのなら最高の人選だ。プレミア12も面白くなる」
台湾は日本とは別組。同組にはキューバ・プエルトリコ・オランダなど強豪国が揃う。短期決戦を勝ち抜くためには国際大会での経験が不可欠ということか。
もう1人、Lamigoモンキース監督の洪一中も監督候補に選ばれている。現役時代は兄弟エレファンツの打てる捕手として黎明期の台湾プロ野球を支えた人物だ。現在のチームはダントツの1位。このままいくと前期シーズンを制す。7月上旬はちょうど中休みの期間。成績も考慮されるようだが、行方はどうなるのか気になるところ。
今回の監督人選は郭泰源vs洪一中の一騎打ちになりそうだ。オールスターとは違い、人気投票ではないため選ぶ側も真剣に決めてほしい。監督が決まれば選手もすぐに決まるだろう。
それでも自身はオリエンタル・エクスプレスが率いるチームと小久保ジャパンが闘う試合を観たいという思いはある。
「日本で活躍した選手が監督として激突」
これは見ものではないか。ひとまず7月上旬の決定の知らせを待ちたい。