鷹の秘密兵器、能力と素顔。
昨日(6月14日)に6回2失点の活躍で来日初勝利したリック・バンデンハーク。昨年までの2年間は韓国・サムソンライオンズに所属していた。2013年から143回を投げて7勝を挙げる。先発投手としてめどが立ち、臨んだ2年目。最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得。鳴り物入りで今年はソフトバンクに入団した。
昨年のセドン(元巨人・現、台湾・Lamigo)のように韓国で実績があっても日本では活躍できないというジンクスを感じさせない投球だった。
韓国での投球は実際に映像を見ていただきたい。
2014年韓国シリーズ第5戦 7回1失点の投球
(出典:SPOTV)
2014年 奪三振集
バンデンハークの美人妻 アナ夫人のインタビュー
(韓国生活を楽しんでいるコメントを残している)
奥さんも話題になるが彼の父親はお偉いさんなのだ。名前はウィム・バンデンハーク。来年からヨーロッパでプロリーグが発足する予定になっている連盟の会長を務めているのだ。3月に欧州選抜と試合をしたが、これも何かの縁なのかもしれない。
昨年の活躍には日本人コーチの指導が大きく影響している。その人物は門倉健。最後はサムソンで現役を終え、2013年からコーチとなっている。ブログでは数は少ないが、バンデンハークについて書かれている。
http://ameblo.jp/kadokura-ken/archive1-201403.html
(参考:門倉健 オフィシャルブログ)
野球だけではなく、サッカーも好き。昨年はブラジルワールドカップがあり家族を韓国に呼んで応援していたほど。顔に母国であるオランダ国旗のペイントをし、家もオランダ一色にして大応援をしていたようだ。結果はアルゼンチンに敗れたが、写真からも熱狂的なサポーターだとうかがえる。
サッカーのオランダ代表を応援するバンデンハーク
(出典:サンメのブログhttp://m.blog.naver.com/
野球が仕事のため、当たり前かもしれないが投げている時とのギャップがいい。とても新鮮だ。
韓国を離れるときはファンとの交流会を開くほどファンにも愛されてきた。今回も日本で再実施の可能性もある。語学が堪能という話のため、Twitterで直接会話してみるのも楽しみの1つだ。まだ来日1勝目。MAX155キロのストレートを軸にどれだけ活躍するのか。
真の力はまだ出しきってないように思える。ソフトバンクにとっては頼もしく、他球団にとっては脅威だ。