野球×音楽で始まる社会貢献活動

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音楽で野球ファンの心を穏やかにする。

ソウルに本拠地を置くトゥサンベアーズが6月21日にチャムシル球場で行われるロッテジャイアンツ戦で発達障害青少年ハートハートオーケストラを招待することになった。団体の中の金管アンサンブルのメンバーを集め、試合前に公演を行うという。

ハートハートオーケストラとは2006年に設立された団体で発達障害をもつ団員で構成されている。活動をするのは障害の認知度向上のため。トランペット・チューバ・ホルンの3楽器で派手な音色と軽快な演奏でファンも多いようだ。

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ハートハートオーケストラ
(出典:Naver Sports http://m.sports.naver.com/general/news/read.nhn?oid=109&aid=0003093498

トゥサンはオーケストラをもっているハートハート財団と提携を組み「Doo it For You」プロジェクトを始めた。その一環として今回のイベントが実現した。簡単にいえば社会貢献成就活動。

日本での貢献活動といえば、巨人・内海哲也のランドセル寄贈や元阪神・赤星憲広の車いすを送る活動など個人で行っていることが多い。今回のような球団が音楽の団体と手を組んでイベントを開催するのは見たことがないし、とても新鮮だ。

現在の韓国球界はMERSの影響で観客数は日が経つごとに減っている。先日、NHKニュース7でチャムシル球場の様子が映し出されたがガラガラのスタンド。ファンは不安と期待の気持ちが混じりながら観戦していることだろう。オーケストラの演奏を聞いて気持ちが少しでも落ち着くことができればいいと思う。

日本でも野球×音楽でなにかよい企画ができるかもしれない。

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