ハンファイーグルス 9年ぶりに生まれた2つの記録

NO IMAGE

名誉な記録を2つ残した注目チーム。

ハンファイーグルスに所属するキム・テギュンが6月の月間MVPに選出された。7月1日に行われた記者間投票でトップの13票(有効数28票)を獲得し、2006年9月以来9年ぶりの受賞となった。

(参考:2015年春季キャンプでのキム・テギュン)

6月は22試合に出場し、74打数30安打 打率.405 9本塁打 34打点の成績。ホームラン・打点・出塁率・長打率の4部門で1位。打率が2位と打線の中心を担う大活躍をした。

リーグ全体の成績でも打率は.333 16本塁打 64打点と好調を維持している。その中でも打率はリーグ6位、打点は4位につけている。

キム・テギュンには賞金100万ウォンとリーグスポンサーの「タイヤバンク」から200万ウォン相当のタイヤ引き換え券が授与される。果たしてこの副賞はうれしいのだろうか。頻繁に車に乗るのならいいが、韓国での移動はバスが基本。有効期限があるのならあまり意味がないと思う。

6月はキム・テギュンの活躍もさることながら、チームにとってもう1つ名誉な記録が残った。それは月間チーム防御率が3.67でリーグトップだったことだ。ちなみに2位はLGツインズでの3.81。先発陣の防御率が4.01と4位だったが、中継ぎ陣が踏ん張りを見せて3.18の成績。これはトップなのだ。月間防御率1位になったのも9年ぶりというから驚きだ。昨年のシーズン終了後はワースト1位の6.35だったことを考えれば少しずつ投手陣が整備されてきているのではないか。

ハンファイーグルスといえば長年低迷が続くチームだったが、今年から「野神」(野球の神様)と呼ばれるキム・ソングンが監督に就任。春先から注目度が1番高く、3位をキープしていた。しかし、最近は10試合で3勝7敗と不調。気づけば徐々に順位も落ちて5位に落ち着いている。チームにとってはこの順位にいることはファンにとっては嬉しいことなのだ。新球団のKTウィズが絶不調という要因が伴ってはいるが・・・

投手陣改善が少しずつされてきているハンファ。チームの柱であるキム・テギュンの活躍。たとえ順位は中間でもまだまだ上位浮上のチャンスはある。チーム全体では負けていても6月の勢いを7月の戦いに持ち込みたいところだ。

さっそくチームは7月2日のKIAタイガース戦で14得点と快勝した。

アジア野球カテゴリの最新記事