【代打ヌンチャク球児】台湾プロ野球オールスターでマネされる

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海の向こうでは正式な「パフォーマンス」として行われた。

台湾では7月25日がプロ野球オールスターが行われた。場所は台中・インターコンチネンタル球場。史上初の選手を体重別でチームを分ける奇想天外な方法で開催。結果は2対1でパワーチームの勝利。試合時間が2時間8分の史上2番目の速さで終了したり、中信兄弟エレファンツ期待の大砲・許基宏がオールスター初打席で敬遠されたりと内容も濃いものになったようだ。

そんな中で、日本で話題の埼玉県立滑川総合高校の代打選手「ヌンチャク球児」のマネをした選手が現れた。名前は劉時豪。Lamigoモンキースの捕手でパワーチームの一員として先発出場していた。本人は「動画を見て少しだけできるようになったよ。緊張していたから相手投手が笑ってくれたらと思ってやってみたんだ」と笑顔で語った。

ヌンチャク球児のマネをする劉時豪
※映像は試合前
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=ViWKQS48ask

埼玉高野連は厳重注意したようだが、海の向こうではいとおかしくモノマネされていた。

7月23日に代打選手の映像が世界中に広がると台湾のネットユーザーは行為について熱く議論を開始した。その中からいくつかファンの声を集めてみた。

【台湾ユーザーの声】※主に台湾人のFacebookコメントから

☆彼には野球選手の精神が備わっている。
☆俺が投手ならぶつけるな。
☆面白いから吉本興業に入ったらいいんじゃない?
☆スゲー笑える野球選手だな!
☆野球は本来は娯楽としてのスポーツ。規則だらけで選手を縛りつけるのはよくない。
☆彼のバットはメジャー級だね。
☆投手への挑発行為はよくないが、バット回しができるのがすごい!
☆本人はどういう気持ちでやったかはわからないけど、堂々としてる。
☆日本は規則で縛りすぎ。野球本来の存在意義を忘れてる。

見ている限りでは肯定的な意見が多い。台湾の人は純粋に「面白い」と思っているのだ。日本でも同様の声も聞かれるが、賛否両論。自身は挑発行為はなしとしても、バットを扱う技術に驚愕している。つまり肯定派だ。代打選手は遅延行為で注意されたようだが、高野連は時間よりも選手のプレーに気をかけるべきなのではないか。一時期はタイブレーク制導入の話もあったが、今回の件で上の人間の考えは変わっていないことが証明されたことになる。

日本は「野球」というスポーツの意義を再考する時が来たのかもしれない。犯罪を犯したわけではないのだから頭でっかちになる必要はない。むしろ、海外で話題になるのは光栄なことなのだから。次にマネする選手が出てくるか楽しみなところだ。ただし、身のまわりの安全を確認してから。

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