【プレミア12】韓国代表がキューバ代表と壮行試合で激突

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赤い軍団を倒して札幌に乗り込む。

プレミア12に出場する韓国代表が11月4日、5日にキューバ代表と対決する。以前、球界関係者が壮行試合ができるように調整していることを明かしたが、このたび正式に開催することが決まった。

この2試合は「2015 ソウルスーパーシリーズ」と命名された。

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写真:キューバ vs 韓国の壮行試合ロゴ
(出典;KBO 公式Facebookページ https://www.facebook.com/kbo1982?fref=ts)

今回の対戦は08年北京五輪以来、7年ぶりとなる。当時はリュ・ヒョンジン(現ドジャース)の好投で韓国が優勝し、金メダルを獲得している。また、本戦前にはソウル・チャムシル球場で壮行試合を2試合行い、1勝1敗の引き分けで終わっている。

キューバといえばアマチュア最強軍団だ。92年のバルセロナ五輪から08年の北京五輪までの大会ですべて決勝に進出している。金メダル3個、銀メダル2個の成績。06年WBCでも日本と決勝戦で戦った。

壮行試合の開催地は先日完成したソウル市のコチョクスカイドーム。両試合とも18時30分からプレイボールだ。ソウル市のパク・ウォンスン市長は今回の試合開催について次のように話している。

『コチョクドームに対しての関心が高い中、キューバとの壮行試合は今後のキューバとの関係改善や相互協力のためにとても重要な行事になる。』

国内初のドーム球場は先月15日に工事が完成した。今月末までに関係者による試運転とテストを重ねる。そして試合当日の11月4日には正式に開場式を行うことになっている。この式典には韓流スターやアイドル、歌手が駆けつけて試合を盛り上げる予定だ。

ウォーミングアップとはいえ、選手は真剣勝負をするというのに正直この式典開催はあり得ない。国際大会を盛り上げるための一環だとしても試合が大事なのか、ドーム開場が大事なのか、どちらに重点を置いているのかわからない。

試合前の式典に目をつぶってもこれはチームの状態を確認できるチャンスだ。今までのメンバー発表まであまり情報を解禁してこなかった韓国がここに来て急ピッチで動き出した。

10月7日からポストシーズンが始まったが、壮行試合ギリギリまで残った4球団の選手はプレーを続けることになる。選手の疲労回復と代表チーム練習がどこまでできるかが本戦の戦いに大きく影響するだろう。

ぜひ、侍ジャパンの初戦の相手としてお隣の国の選手の状態もチェックしてほしい。

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