ついに動き出した韓国代表部隊。
(出典:WBSC公式Facebookページ https://www.facebook.com/wbsc?fref=ts)
先ほど入ってきたニュースだ。プレミア12韓国代表が戦力分析チームを組織することがわかった。
特別チームのメンバーに加わるのは主に以下の4人。
・キム・シジン(前ロッテジャイアンツ監督)
・イ・ジョンヨル(現SBS sports専属解説者)
・アンジヨン(現KBS sports専属解説者)
・チェ・ジャンファン(元ハンファイーグルス記録員)
キム・シジンをリーダーとして、主に映像を使って海外選手の能力を分析する。それにはKBO公式記録業者である『スポットアイ』が開発した『パーフェクトベースボールコリアVer2.0』が使用されることになっている。
この機械はKBOのチームが対戦相手について調べる際に使われている。昨年行われた仁川アジア大会で活用され、韓国代表の優勝に貢献した実績がある。映像やデータを集め、相手選手を丸裸にするには最適な武器といえるだろう。
今後、戦力分析チームは台湾と日本に派遣され、膨大な資料を得ることになっている。台湾はあと少し、レギュラーシーズンの試合が残っており、10月12日に渡台する予定だ。一方の日本は明日からクライマックスシリーズが始まるが、10月14日に関係者が来日する。セ・パ両リーグの試合を観戦する。
今日、侍ジャパンの最終メンバーが発表される。韓国で今、話題になっているのは『誰が上位打線の1,2,3番を打つのか』ということ。トリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)と柳田悠岐(ソフトバンク)、シーズン最多安打を記録した秋山翔吾(西武)が有力候補になっているが、この3人が要注意選手に挙げられていることは間違いない。
先日、侍ジャパン打撃コーチの稲葉篤紀が韓国のワイルドカード決定戦を視察するため現地へ飛んだ。キム・グァンヒョン(SK)の状態を見に行ったようだ。残念ながらSKは敗れて準プレーオフ進出は果たせなかったが、稲葉の目にどのように映ったのだろうか。
このことはもちろん韓国でも報道されており、今回の戦力分析チーム派遣と何かしら関係がありそうだ。
最終メンバーが決まってすぐに動き出した韓国代表。11月8日の日韓戦は相手も重要な試合と位置付けているはずだ。こちらが丸裸にされる前に侍ジャパンも人数を増やして視察に行くべきだ。稲葉だけではなく、投手コーチの鹿取義隆にも実際に韓国人投手を見てほしいと思う。
この戦力分析合戦で先手を取ったほうが初戦で有利になりそうだ。