いよいよ台湾代表が本番モードへ。
楽天入団が決まった宋家豪が台湾に帰国して、プレミア12の代表練習に復帰した。秋季練習に参加中、与田コーチが中国語を話せることに驚いていたという。思い出してみれば郭源治とチームメイトだったこともあり、話してもおかしくはないだろう。球団関係者の親切に感激し、満足した面持ちで帰国の途についた。
代表練習と並行して台湾シリーズが行われているが、大会にむけた壮行試合が25日から始まる。
写真:台湾代表が行うプロ野球4球団との壮行試合のお知らせ
(出典:CPBL中華職棒 公式Facebookページhttps://www.facebook.com/heartbaseball?fref=ts )
代表チームは全8試合をこなす。25日と27日にも行われるが、この2試合は非公開で行われることになっている。ファンが見ることができるのは29日からの4試合と11月のドミニカ、アメリカとの試合だ。
そして徐々に集まってきている選手たち。チェン・グァンユウ(千葉ロッテ)が23日、陽岱鋼(日本ハム)が28日に合流することが発表された。観戦可能な29日からの壮行試合に出場することが濃厚になっている。この頃には台湾シリーズも終わり、Lamigoと中信兄弟の選手も加わるため、28日には全員集合することになった。
重要な壮行試合第1戦の先発を任されたのは呂彦青だ。9月のアジア選手権で侍ジャパンを6回無失点に抑えた19歳左腕。宋家豪とともにチームの秘密兵器として郭泰源からマンツーマン指導を受けた貴重な若手だ。
映像:アジア選手権で侍ジャパン相手に投げる呂彦青
(出典:You Tube https://www.youtube.com/watch?v=Vm20h8k49wA )
22日に行われた代表練習ではブルペン入り。その投球を見た郭泰源は次のように話している。
「呂彦青は投げるたびに調子が良くなってきている。あとはセットでの投球で細かい部分を修正するだけだ」
自分で選んだ選手だけあって呂彦青に対する期待は大きいだろう。あまりデータがないため、強敵だ。
いよいよ台湾代表の力が発揮されるときが来たのだ。
今日は右肩炎症で藤浪(阪神)がメンバーから外れ、新たに小川(ヤクルト)が代表入りした侍ジャパン。この入れ替えが大会にどう影響するのか。先に大会準備を進める台湾と日本シリーズ終了後まで選手集合ができない侍ジャパン。この差がチームの明暗を分けるかもしれない。