あの男が台湾代表入りか!?
25日から台湾プロ4球団との壮行試合を控える台湾代表にある問題が浮上した。
写真:プレミア12のチケット購買促進の広告
(出典:pb+運動平台 公式Facebookページ https://www.facebook.com/pbplus.me?fref=ts)
チームの抑え候補、羅嘉仁(義大)の状態が心配されている。この選手は13年にアストロズに所属した経験があり、昨年、義大からドラフト1位指名を受けて入団した。初年度は15回2/3を投げて無失点と好投した。
今季も昨年同様の活躍が期待されていたが、フタを開けてみれば散々に成績だった。下は今シーズンの成績。
49試 2勝5敗 10セーブ 4ホールド 防御率5.19
実はこの選手、台湾プロ野球最速の157キロの記録を持っている。
映像:157キロを投げる羅嘉仁
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=tXggOjNuAqA)
だが、この輝かしい記録の一方で悪い記録も持っている。9度にも及ぶ救援失敗だ。
前後期制で120試合の台湾において49試合登板という数字は立派だと思うが、この成績でプレミア12代表に選ばれたことは以前からファンの間で疑問の声が挙がっていた。16日から練習に合流して調整を続けているが、あまり状態は上がっていないようだ。本人も郭泰源も状態は良くなっているとは言うが、イマイチの様子である。
選手入れ替えも示唆されている中で、我々もよく知るあの男が代表入りするかもしれない。DeNAにも所属した王溢正(現Lamigo)だ。
台湾に戻って3年目の今年は初の2桁11勝を記録するなどチームの優勝に貢献した。また、先日行われた台湾シリーズ第5戦でも完投勝利を収め、負ければシーズン終了の崖っぷちの状態を救った。
映像:台湾シリーズで好投する王溢正
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=IqOeIAyRnS0 )
この勝利はLamigoファンはもちろんのこと郭泰源も見ていた。
代表チームを指導しながらもその様子を見ている監督は次のように話した。
『1試合だけの好投だけですぐ選手を入れ替えることはできないが、他の選手の状態が悪ければ代表入りさせる可能性がある。』
その判断は25日から始まる壮行試合の結果を見てからになるだろう。非公開で行われる第1戦の相手は統一ライオンズ。郭俊麟(西武)ほか計5人の投手で継投することがわかっている。
プロ4球団を相手にするのは全6試合。ここで結果を出せなければ、入れ替えだ。当初から投手陣の弱さが懸念されている中、郭泰源は本気で勝ちにいこうとしている。その決意の表れだ。
全13人の投手もひやひやしていることだろう。サバイバルバトルが今、始まろうとしている。