日本と関係する選手が続々登場した第3戦。
プレミア12台湾代表は11月9日のオランダ戦に向けて壮行試合を実施している。相手は台湾プロ球団の4チーム。ここまで2試合を消化し、代表チームが2連勝した。27日に行われた第2戦では楽天に入団が決まった宋家豪が登板。中継ぎとして1回を無失点に抑え、勝利投手になった。
写真:台湾代表が行うプロ野球4球団との壮行試合のお知らせ
(出典:CPBL中華職棒 公式Facebookページhttps://www.facebook.com/heartbaseball?fref=ts )
今日の相手は台湾シリーズを連覇したLamigoモンキーズ。見どころは日本球界と関係する選手が多く出場することだ。代表チームにはチェン・グァンユウ・郭俊麟・陽岱鋼の3人、Lamigoには陽耀勳がいる。
台湾代表の先発はこの日が誕生日のチェン・グァンユウ。初回、いきなり陽耀勳との対決となった。内野安打を打たれ、出塁を許した。その後、ランナー二塁のピンチを迎えるも難なく後続を抑え、ピンチを脱した。最終的には3回無失点で降板し、10月5日以来の実践を良い形で終えた。
4回からは郭俊麟が登板。25日に行われた統一ライオンズとの試合では5奪三振無失点と好投を見せていた。新たに習得したシンカーを武器に今回も抑えるはずだったが、今回は調子が悪かった。いきなり三者連続安打で1点を失うと、次の打者にもライト越えの二塁打を打たれ、一挙に3失点。本人も弱点と認めていたランナーを出した後の修正ができず、残念な結果となった。こちらは3回を投げて5安打3失点 2奪三振という結果だった。
試合結果は6対5で台湾代表の辛勝。初回に陽岱鋼の盗塁でチャンスを広げて3点を先制したものの、郭俊麟の乱調もあってLamigoが追撃する。最終回には追いつかれるも、台湾代表打線が満塁と攻め、3番・高國輝のサヨナラヒットで試合を決めた。
今までの2試合とは違い、逆に投手陣に課題が残った試合となった。郭泰源監督は選手の入れ替えの可能性について次のように話した。
「これまでケガ人が出ることもなかったため、今のところは選手を入れ替える予定はない。だが、残りの試合で選手の状態を見極める。悪い選手がいたら入れ替えるかもしれない。」
特に「投手陣は弱い」という前評判があるため、投手出身監督としてはシビアな問題だ。この結果を受けて残り5試合、どのような決断を下すのだろうか。まだまだ手の内を隠していそうで恐ろしい。
※台湾代表対Lamigoの試合はYou tubeで中継されていたが、残念ながら日本では視聴不可能。ニュース速報を見てこの内容を書いているが、陽兄弟の打席の詳細がわかり次第、追記する予定だ。