現在、行われている台湾代表の壮行試合は第5戦を終えた。ここまで4勝1分。1日に行われた義大ライノスとの試合では15安打8得点と打線が爆発した。これには郭泰源監督も太鼓判を押した。
写真:台湾代表の壮行試合のお知らせ
(出典:CPBL中華職棒 公式Facebookページhttps://www.facebook.com/heartbaseball?fref=ts )
※「GAME3」と書いてあるが、これは有料試合の3戦目という意味。その前に非公開試合が2試合行われたため、合計すると5戦目になる。
試合は8対8の引き分け。負けずには済んだが、台湾代表は苦戦を強いられた。6回まで4対2とリードしていた。しかし、7回になると2投手が義大打線につかまり、合計6失点。打たれた2人のうちの1人が抑え候補、陳禹勳(Lamigo)だった。今季は4セーブ・9ホールドを挙げ、ロングリリーバー、抑えとして活躍した。
4対8と劣勢に立たされた台湾代表。その裏に1点を返すと、8、9回に合計3点を取り同点に持ち込んだ。郭泰源が絶賛したのは後半での攻撃だ。
試合後、打線に次のようなコメントを残した。
「今日は打線がよくやってくれた。1番よかったのは負けていても諦めなかったことだ。試合ではとても重要なこと。ただ、エラーを2つ出してしまったので無駄な失点を防いでいきたい。」
投手陣の8失点は今後に不安を残す結果となったものの、15安打8得点に満足の様子だった。陽岱鋼(日本ハム)が1安打2打点。今季、29試合に出場し9本塁打を放った脅威の新人、王柏融(Lamigo)が4安打1打点と活躍した。
9月下旬に最終メンバーが発表された際、郭泰源は「打線は最強」と自信を持って話していた。トリプルスリーを達成した林智勝(Lamigo)をはじめ、シーズン本塁打記録を更新した高國輝(義大)など、長打を打てる打者が揃ったからだ。
現地番組が最強打線と推すオーダーがこれだ。
写真:10月1日の台湾代表のスタメン
(出典:Vamos Sports翊起運動 公式Facebookページ https://www.facebook.com/Vamos-Sports翊起運動-590942394353036/?pnref=story )
本番まで残り3試合。明日は統一ライオンズと対戦する予定だ。あとは課題の投手陣の整備をどうするかだ。チェン・グァンユウ(千葉ロッテ)など先発陣の調整はうまくいっているようだが、中継ぎ陣が不安定な印象を受ける。
ここは投手出身の郭泰源の腕の見せどころと言えるだろう。