よい形でプロ4球団との試合を終える。
プレミア12台湾代表は国内プロ4球団との壮行試合、全6試合を終えた。結果は5勝1分。最強打線との呼び声も高いメンバーも心配されていた投手陣も調整がうまくできたようだ。
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最後の試合となった3日の統一ライオンズ戦、8対1で台湾代表が有終の美を飾った。先発したのはチェン・グァンユウ(千葉ロッテ)。自身の誕生日となった10月29日のLamigo戦では3回無失点の好投を披露していた。
今回もその勢いはあったようで、最速145キロの直球を中心に5回無失点の成績。2試合合計で8回3安打無失点。点を取られることなく調整を終えた。
試合を振り返ってチェン・グァンユウは「投げる機会があれば、全力で投げていくだけ。失投をなくせば、自然と被打率も下がる。今回はうまくいった。」と自信をのぞかせていた。
楽天に入団した宋家豪も中継ぎで登板し1失点。投球を見た郭泰源監督は「失点はしたが、調整はできている。次の試合に備えてほしい。」と及第点を与えた。
一方の打線は、4回までは無安打に抑えられていたが、5回に一気に4得点。最終回には今季、トリプルスリーを達成した林智勝(Lamigo)が3ランを放ち、試合を決めた。終わってみれば13安打8得点で今回も2桁安打8得点と快勝を収めた。
有料試合となった4試合すべてで2桁安打を記録した。得点数は28点。9月下旬の最終メンバー発表の際には郭泰源監督が「最強打線だ」と推すほど、長打力を持つ打者が揃っている。陽岱鋼(日本ハム)も31日の中信兄弟戦で本塁打を放つなど、調整は順調の模様だ。
負けなしで終えたプロ4球団との壮行試合。次はドミニカとアメリカを相手に最終調整を予定している。明日(6日)はドミニカと、7日はアメリカと対戦する。
9日のオランダとの開幕戦まであと4日。相手にはバレンティン(ヤクルト)やジョーンズ(元楽天)といった強打者たちがいるが、彼らにもひけをとらない打線が台湾にはある。
まずはB組の強豪の2ヶ国を倒して良い形で開幕を迎えたいところだ。侍ジャパンも本日(5日)からプエルトリコと対戦するが、うかうかしていられない。