事件やら兄弟の活躍やらいろいろあった第2戦。
前日の4日に引き続き、コチョクスカイドームにてプレミア12 キューバ代表 対 韓国代表の壮行試合が行われた。結果は3対1でキューバが勝利した。これで2試合で1勝1敗という結果に終わった。
写真:キューバ代表対韓国代表の壮行試合のお知らせ
(出典:KBO 公式Facebookページ https://www.facebook.com/kbo1982/?fref=ts)
キューバ代表 3対1 韓国代表
勝 マルティネス
セ メンドーサ
負 ウ・ギュミン
2試合目のスタメンは以下の通り。
キューバ代表
1 マルティネス (中)
2 エルナンデス (右)
3 グリエル(弟) (二)
4 グリエル(兄) (三)
5 デスパイネ (左)
6 マジェダ (一)
7 レイエス (指)
8 モレホン (捕)
9 マンドレイ (遊)
投 トーレス
韓国代表
1 イ・ヨンギュ (中)
2 チョン・グンウ (二)
3 ソン・アソプ (左)
4 イ・デホ (指)
5 パク・ビョンホ (一)
6 ナ・ソンボム (右)
7 ファン・ジェギュン (三)
8 カン・ミンホ (捕)
9 ホ・ギョンミン (遊)
投 ウ・ギュミン
投手継投
キューバ
トーレス→アルバレス→マルティネス→ガルシア、カノ→メンドーサ
韓国
ウ・ギュミン→チャン・ウォンジュン→チョ・サンウ→チャ・ウチャン→イ・テヤン→イ・ヒョンスン→チョン・デヒョン
初回から事件が起こる。キューバの攻撃、無死2・3塁からグリエル(兄)(元DeNA)の打球が韓国先発のウ・ギュミンに直撃した。その後は投げることができず、負傷退場となった。まさか、この一件で取った1点が決勝点になるとは誰も予想していなかっただろう。
続く、デスパイネ(千葉ロッテ)が左犠飛を放ち、1点を追加した。打点を記録し、これでお役御免。ベンチに下がった。
キューバは7回にも1点を取った。グリエル(弟)が右中間二塁打で出塁すると、またしても兄貴がやってくれた。左安で一気に弟が生還し、試合を決めた。グリエル兄弟が大きく勝利に貢献した結果となった。兄は4打数3安打の活躍で7年前の雪辱を晴らした。
一方の韓国は先発投手が降板してから計6人を起用するというブルペン陣を総動員させる忙しさだった。これはキム・インシク監督が明言していた「この2試合で投手陣の調子を確認する」という思惑通りだったのだ。
打線では前日とは違い、6回に1点を取るのがやっとだった。リーグ2位の184安打を放ったナ・ソンボム(NC)が左中間二塁打でチャンスをつくると、ホ・ギョンミン(トゥサン)とイ・ヨンギュ(ハンファ)の連続安打でなんとか完封負けを逃れた。
注目だった4番のイ・デホ(ソフトバンク)は2打数無安打、遊飛と三振に終わった。続くパク・ビョンホ(ネクセン)は3打数1安打。左安を打った後は2打席連続三振とファンが心配してしまう成績を残した。
試合を終えた両監督は次のようなコメントを残した。
キム・インシク監督
「今回の試合は相手投手の変化球に翻弄されてしまった。残塁が多かったのは悔しいところだ。先発のウ・ギュミンの負傷は不運だったが、その後の投手がよく投げてくれた。本戦に入ったらまず、予選3勝を目標に頑張りたい。イ・デホとパク・ビョンホの不振が心配。でも、2人はきっと活躍してくれる。」
ビクトル・メサ監督
「4日の試合は時差に苦しんでしまい、適応するのが大変だった。今日の試合は選手達がよく動いてくれた。アジアの国の野球は日本と台湾のようにバントや故意四死球を多用してくる。私の選手時代のときはそうだった。今回、対戦した韓国はそれらが一気に減少していた。」
この壮行試合を終えて、韓国代表は6日に来日する。開幕戦の先発は未だに発表されていないが、どうするのだろうか。予想されているキム・グァンヒョン(SK)を想定しておけばよいと思うが、カーブとチェンジアップという新たな武器があるので注意が必要だ。
ちなみにより韓国代表の選手を知りたい場合は11月7日の午前4時45分からCSテレ朝2を観るとよいだろう。今年の韓国プロ野球オールスターゲームが放映されるという。
日本でオールスターが放送されるのは10年ぶりだそうだ。ぜひ、観ることができる方はぜひ、生でも録画でもよいので軽い気持ちで観てみてほしい。
ちなみに自身のオススメはイ・ヨンギュとパク・ビョンホ、ナ・ソンボムの3人だ。