プレミア12開幕を直前に控えているが、しばらく音沙汰になっていた韓国賭博問題の新たな情報が入った。
写真:サムソンの賭博問題を伝える画像「戦力にダメージか?」
(出典:Basenation Studio https://www.facebook.com/Basenation.Studio?fref=ts)
今季、17勝を挙げたユン・ソンファンと37ホールドを記録したアン・ジマン(ともにサムソン)の2人が暴力団出身者が経営するカジノで賭博を行っていたことが明らかになった。
事を整理すると10月16日に現地テレビ局がサムソンの主力3選手がマカオで賭博をしていたことをスクープした。約10億ウォンという莫大な金額を儲けていたことが発覚し、問題となった。
20日にサムソン球団が緊急記者会見を開いて謝罪をした。当時は選手名を明かしていなかったが、プレミア12のメンバーに選ばれていることがわかってから大体の予想はされていたという。
25日に韓国シリーズ出場選手名簿が発表された際にはユン・ソンファン、アン・ジマン、イム・チャンヨンの3人が外れていた。これで疑惑がかかっている選手が判明した。同時にプレミア12にも出場させないことが発表され、新たに3人の選手がメンバー入りした。
これまで該当選手に対して個人の口座の記録などを調査し、真相の解明が進められていた。ここまでが現在に至るまでの経緯である。
新たな情報によると、昨年12月にマカオにある有名ホテルのカジノで賭博を楽しんでいたという。最初に4億ウォンの賭博に必要なチップを交換し、そこから実行に及んだ。当時、その場にいた暴力団出身者からは「13億ウォンをくれ」という脅しもあったそうだ。
日本で報道された情報ではカジノを利用して何が悪いのかがわからないものが多かった。要するに暴力団と関係する違法カジノを利用していたことがNGだったのだ。
今回は2選手のその後が報道されたが、イム・チャンヨンについてはまだ何も情報はない。早めの真相究明に努めてほしい。プレミア12でその関心度は低くなってしまうのは仕方がないが、これは韓国球界だけではなく、世界の野球やオリンピック復帰にも影響を及ぼす事態だ。
野球界の未来は明るいのか、それとも・・・。