【韓国プロ野球】渡辺俊介がハンファイーグルスの臨時コーチに就任

NO IMAGE

サイド・アンダースローはこの人にお任せあれ。

韓国・ハンファイーグルスが驚きの「補強」を行った。ベネズエラリーグに参加していた渡辺俊介(元千葉ロッテ)がチームの投手インストラクターに就任した。

image

写真:千葉ロッテ時代の渡辺俊介
(出典:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E4%BF%8A%E4%BB%8B )

もちろん、選手を引退したわけではない。現在、沖縄県で行われているキャンプで9日間限定の指導をする。今回はロッテ時代に縁があったキム・ソングン監督の要請で実現した。

今季のハンファは昨年の最下位から6位と躍進し、シーズン終了直前までプレーオフ進出争いを繰り広げていた。だが、勝ちきれなかったのは投手陣にある。開幕前にはFAで最多勝を2度獲得したペ・ヨンスや6度の50試合登板の経験があるクォン・ヒョクを補強したが、チーム防御率は5.11とリーグ9位の結果に終わった。

そんな状況を変えるため、キム・ソングン監督が打ち出した政策は変則投手の育成だった。今回のキャンプに参加しているサイド・アンダースローの投手は4人。今年の成績は以下の通り。

・チョン・ジェウォン(右投・サイドスロー)

3試合 0勝0敗 4回 4奪三振  防御率11.25

・チョン・デフン(右投・アンダースロー)

51試合 1勝1敗 2ホールド 36回 12奪三振 防御率4.75

・チョン・グァンウン(右投・サイドスロー)

2試合 0勝0敗 1回1/3 1奪三振 防御率6.75

・キム・ジェウォン(右投・サイドスロー・新人)
登板なし

今回のキャンプでは左腕投手の育成に重点を置いているが、この4選手の指導を渡辺俊介に任せることになる。

現役投手をコーチに起用するのは異例中の異例。指導内容やその様子次第ではそのままチームと選手兼コーチ契約を結ぶ可能性もある。

日本を代表するアンダースローの指導でハンファ投手陣が生まれ変わることができるのか、その手腕に注目が集まっている。

アジア野球カテゴリの最新記事