【プレミア12】侍ジャパンが5対0で快勝! 韓国の応援席に潜入してみた

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完全ビジターでも応援は負けていなかった韓国。

11月8日、プレミア12が開幕した。注目の日韓戦は5対0で侍ジャパンが完封勝利を飾った。

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先発の大谷翔平(日本ハム)が最速161キロの直球を中心に6回10奪三振の好投。一方の打線は2回、平田良介(中日)の二塁打で先制すると、坂本勇人(巨人)の本塁打や山田 哲人(ヤクルト)の二塁打などで効率よく得点を重ねた。終わってみれば2桁12安打の猛攻でライバル・韓国に完勝した。

・・・というところはどこのメディアと同じだ。自身は現地で観戦した1人として、韓国側の応援席の様子についてレポートする。

今回はあえて韓国側の三塁側に座った。目的は当ブログでネタにするため。実際、座った席の周りには現地からきたのか韓国人のファンがちらほらいた。韓国プロ野球や代表チームのユニフォームを着ている人も数多く見られた。

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スタメン発表時に1番盛り上がっていたのは5番のパク・ビョンホ(ネクセン)だった。先日、ポスティングで入札した球団が現れたことからますます今後が注目されるスラッガーだ。

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自身の右上に座っていた4人が総立ちで声援を送っていた。実際に打席が回ると自然と応援をリードするほどの熱狂的なファンのようだ。ネクセンのユニフォームもしっかりと着ていた。国旗を掲げての応援は印象的だった。

始球式には11年にオリックスに所属したパク・チャンホが登場。これには自身も驚いた。現役時代そのままのフォームで投げ込まれた球は見事にストライクとなった。鳴り止まない大歓声は「コリアンエクスプレス」がどれだけ韓国で偉大な人物なのかを考えさせられる場面になった。

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そして、ついにあの選手が登場。以前から当ブログでも注目していたキム・グァンヒョンだ。

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登板前から宣言していた早いカウントで勝負するという投球を有言実行して初回は圧巻の投球を見せた。最速149キロの直球とスライダーとチェンジアップとの組み合わせで侍ジャパン打線を翻弄。このまま投手戦になるかと思われたが、その予想はすぐに崩れ去った。近くにいたファンの会話を盗み聞きしたのだが「今日のグァンヒョンは最高。このまま大谷といい勝負をしてくれる。」と話していただけに残念でたまらないだろう。

キム・グァンヒョンは日本人打者得意の粘りうちにしてやられたのだ。特に中田翔(日本ハム)に粘られて疲労していく姿こそ、この試合の勝敗を分けた場面ではないか。つまり、打点を稼いではいないが、相手エースを降板させた功績は大きい。

早々と降板したことで周りの韓国人ファンは家路についたようで戻ってくることはなかった。今日の試合はエースと心中する覚悟で応援していたのだろう。

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打者への応援は一貫していて、○○打者~○○と言っていた。

例えば

4番打者 ~李大浩!

打順と名前をいい、ヒット!ヒット!(韓国語ではアンタ)と連呼する応援スタイルだ。

とてもシンプルでこれは韓国プロ野球のどの球団でも行われている。
国の威信をかけた戦いであえて対戦相手の席に座るのは勇気がいるが、一歩踏み出してみることによってタダでその国の応援を覚えることができる。たとえ、言葉がわからなくとも見まねでなんとかなる。

その後、自身は電車の関係で4回まで観て帰ったが、テレビをつけると韓国人応援団の声がよく球場内に鳴り響いていた。元々、当日券もかなりあったよう空いている席が目立ったためだろう。19時開始という謎の時間でファンの早期帰宅を促してしまった開幕戦はこうして幕を閉じた。

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