【プレミア12】キューバ対韓国 強力打線と1・2番コンビに注目

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東京行きをかけていざ、再戦。

プレミア12はベスト8の国で出揃い、東京ドーム行きをかけて各国がしのぎを削っている。日本はプエルトリコと再戦し、ライバルの韓国はキューバと対決する。

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写真:キューバ対韓国の試合のお知らせ
(出典:WBSC公式Facebookページ https://www.facebook.com/wbsc/?fref=ts)

この組み合わせ、11月4、5日に行われた壮行試合と同じだ。当時、キューバのビクトル・メサ監督は「きっと再戦できるだろう。」と語っていたが、その通りになった。

だが当初の会場として指定されていた天母球場が15日夜の火事により使えなくなり、台中インターコンチネンタル球場に変更されることになったのだ。この出来事、何か裏がありそうだ。

キューバの先発はフランク・モンティエト、一方の韓国はチャン・ウォンジュン(トゥサン)と発表されている。

モンティエトは11日のオランダ戦に先発し、3回1/3を投げて5安打4失点の成績。自身はこの試合を現地で観ていた。145キロと球速はそこそこ出ていたが、変化球の制球が悪い印象だった。スライダーが高めに浮き、チェンジアップが決まらない。直球でなんとか投球の組み立てができていた。試合自体は勝利したが、本人は喜べない結果となった。

チャン・ウォンジュンは賭博問題の影響で急遽、代表入りした左腕。12日のドミニカ戦に先発して7回4安打1失点の成績。右打者の内角低めに落ちるスライダーを武器に強力打線から7個の三振を奪った。国内リーグでは12勝、ポストシーズンでは3勝と結果を残し、今大会でも絶好調だ。

これまでキューバは2勝3敗。勝利した2試合はすべて1点差と接戦をモノにしている。韓国は3勝2敗。イ・デホ(ソフトバンク)やナ・ソンボム(NC)といった強打で勝っているが、昨日のアメリカ戦での誤審があり、チーム内のムードが悪い。

この試合のカギははグリエル(元DeNA)・デスパイネ(千葉ロッテ)のNPB関係者の打撃と1,2番コンビのチョン・グンウとイ・ヨンギュ(ともにハンファ)による走塁だろう。

勝ったほうが東京ドームでその姿を観ることができる。台湾人の友人がキューバのチームスタッフを務めているため、どちらを応援すればよいのか迷うが、両チームの健闘を期待したい。

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