開花のヒントはウインターリーグにあり。
プレミア12が終わってもう1週間が経とうとしている。共同開催国だった台湾では休む暇もなく、明日からウインターリーグが始まる。5チームが集結し、全46試合をこなす。日本からも若手中心のチームが出場し、来季の飛躍を目指す。
写真:アジアウインターリーグの試合日程
(出典:CPBL中華職棒 公式Facebookページ https://www.facebook.com/heartbaseball/?fref=ts )
台湾だけではなくオーストラリアやドミニカといった国でも開催されるが、過去、この地での試合を経験し、今季は驚異的な活躍をした選手がいる。その選手とはトリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)だ。
12年にウインターリーグに参加。シーズン中は1軍の試合に初出場し、初安打を放った。しかもこの年に最多勝を獲得した内海哲也(巨人)からプロ初本塁打を放って今後を有望視されていた。
リーグを経験後は14年にシーズン193安打、15年はトリプルスリー多くのファンがご存じの活躍ぶりを見せている。
今回のウインターリーグ開幕にあたって、山田本人が参加した感想を関係者に語っている。
「冬の時期に試合ができることは貴重な経験です。練習も大事ですが、自分の自信にもつながると思いますし、技術も向上していくと思うので試合の経験は大きなことだと思います。」
元々、若手選手に試合経験を積ませることも大事な目的であるこの国際試合は参加する選手にとってなにかしらのきっかけになるはずだ。今季、ソフトバンクから戦力外通告を受けたものの、北方悠誠がDeNA時代の13年に158キロを計測して注目を集めた。翌年はチームの抑え候補となるなどファンからの期待も高かった。
山田のように才能が開花するか、北方のようにつぼみのままでいるかどうかはその選手次第。ちなみに今回、参加するのは以下の通りだ。
写真:アジアウインターリーグに参加する日本チームの選手一覧
(出典:CPBL中華職棒 公式Facebookページ https://www.facebook.com/heartbaseball/?fref=ts )
首脳陣も選手もネームバリューがある。来季も活躍を期待していまう名前ばかりだ。いったいこの中から何人の選手が飛び出してくるのか。
ちなみに今回の会場はプレミア12でも使用された台中インターコンチネンタル球場と斗六球場だ。まだ野球が観足りない!という野球狂のみなさんはぜひ、台湾まで足を運んでみてはいかがだろうか。
第2の山田哲人を探してみよう。
※山田哲人のインタビューはYou tube 「中華職棒CPBL」の「 山田哲人對於冬季聯盟感想訪問影片」から。