【ウインターリーグ】台湾代表が欧州選抜に勝利! 8安打5得点で圧倒

NO IMAGE

リーグ2日目は台湾の日。

現在、台湾で行われているアジアウインターリーグは2日目を迎え、2試合が行われた。第1戦は台湾代表対欧州選抜、第2戦はCPBL選抜対KBO選抜だ。今回は前日とは違い、勝敗がついた。まずは第1戦の結果から。スコアは次の通り。

image

写真:台湾代表の選手一覧
(出典:CPBL中華職棒 公式Facebookページ https://www.facebook.com/heartbaseball/?fref=ts )

台湾代表(アマチュアチーム) 5-1 欧州選抜

勝 曾琦
負 MAICKEL

投手継投

台湾代表

呂彥青→曾琦→王玉譜→劉昱言→黃子鵬→林安可→廖任磊

欧州選抜

MAICKEL→ LEONEL→Karlovacys→BRYAN→DANIEL

台湾代表の先発はプレミア12にも出場した19歳左腕、呂彦青。一方の欧州選抜はオランダ出身の右腕、マイクケル。3回までは両投手とも走者を出しながらも危なげない投球で無失点に抑えていた。

試合が動いたのは4回の欧州選抜の攻撃。4番打者のケビンが左安で出塁すると、続く打者の遊ゴロの間に二塁に進塁。四球でさらに塁上に走者をためて一死一・二塁とチャンスを広げた。その後、6番打者のアルベルト(カブス)が三塁線を抜く適時二塁打を放ち、1点を先制した。

台湾代表も負けていられない。その裏にすぐ反撃に出る。この回の先頭打者の楊岱均が二塁打を放つと詹子賢の中安で同点に追いつく。四球や適時打、犠飛などで4安打4得点と打線が繋がって一挙に欧州選抜を突き放した。5回の攻撃でも2本の二塁打で1点を追加してそのまま試合を決めた。

一方の欧州選抜は得点した4回以降も走者を二塁まで進めてチャンスをつくるも台湾代表の細かい継投の前に太刀打ちできず、ウインターリーグ初勝利とはならなかった。

台湾代表の投手継投は4回以降は1人、1回という細かいものだった。チームを率いる郭李建夫監督(元阪神)はリーグが始まる前に「選手たちには試合を経験して成長してほしい」と言っていたこともあり、有言実行したのだろう。

昨年のU-21ワールドカップに出場した選手中心の構成になっているが、ほぼプロ予備軍といってもいい。マイナーリーグや欧州のリーグで活躍しているプロに勝利を収めたことは大きい。NPB選抜も侮れない相手だ。

余談ではあるが、台湾では海外選手の登録名もすべて漢字になる。面白いところが1つあり、欧州選抜で最後に登板したダニエルは「西本」と書いてあった。最初、見たときは西本聖(元巨人など)を想像してしまった。この「西本」はファーストネームの「シェーベン」のほうを登録名としている。日本人と勘違いした自身がそこにいたのだ。

アジア野球カテゴリの最新記事