これで野球人生終了か!?
韓国プロ野球委員会(KBO)は30日、各球団の保留名簿を発表した。約551人が来季もプロ野球選手としてプレーすることになった。賭博問題に揺れているサムソンの3投手のうち、イム・チャンヨンだけが名簿に名前がなかった。
写真:韓国代表の抑え投手として投げるイム・チャンヨン
(出典:なんJ PRIDE http://blog.livedoor.jp/rock1963roll/archives/4263240.html)
これによりサムソンから戦力外通告を受けた形となった。今季は33セーブでタイトルを獲得した。もちろん、来季も絶対的な抑えとして活躍が期待されていたが、40歳という年齢と賭博の疑惑が晴れないという理由で放出という結果になったのだ。マカオのカジノで賭け事をすることは違法ではないが、韓国の法律ではダメだという。
これでどの球団とでも契約できる形となった。しかし、前述した通りの理由により手を挙げる球団はないとみられている。このまま現役引退の可能性もあるのだ。
一方で同じく賭博疑惑があるユン・ソングァンとアン・ジマンはそのまま残留。この決断には球団の体質を疑う。だが、巨人とは違い、当該選手を解雇して幕引きを図ろうとするするよりかはましである。
まだまだ検察側と協力して事実解明は進められている。残りの2選手もこの先の取り調べで何かがあれば解雇の可能性もある。
野球人生の瀬戸際に立たされたイム・チャンヨンはどうなってしまうのか。彼の決断は韓国のファンから注目されている。日本では球界に戻ってくればよいのでは、という声もあるが悪いイメージが先行してしまっている今、難しいだろう。