投打がかみ合い、無難に勝利。
台湾で行われているウインターリーグも5日目。昼の第1試合では台湾代表がCPBL選抜を9対2で破りプロ2球団から勝ち星を挙げた。第2試合のNPB選抜とKBO選抜の日韓戦は2桁13安打の猛攻でNPB選抜が勝利した。
写真:アジアウインターリーグに出場しているNPB選抜の選手一覧
(出典:CPBL中華職棒 公式Facebookページ https://www.facebook.com/heartbaseball/?fref=ts )
NPB選抜 7-1 KBO選抜
勝 柿田裕太
負 ミン・ソンギ
本 高橋周平(7回、ソロ)
投手継投
NPB選抜
柿田裕太→岡本健→児山祐斗
KBO選抜
ミン・ソンギ→ソン・ジェウン→イ・スミン→アン・ギュヒョン→シン・ミンジェ→キム・ドユン
初回の柿田裕太(DeNA)の立ち上がり、いきなり失点してしまう。先頭打者を三振に仕留めたものの、続く打者に四球を与える。その後、投ゴロで二塁を刺そうとしてところ、悪送球で一・三塁とピンチを広げてしまう。4番打者のチェ・ヒョン(警察)の左2で1点を失った。
このウインターリーグの試合でよくあるのだが、失点した後、すぐに点を取り返すパターンが多い。この試合でもそうだ。失点直後のNPB選抜の攻撃。先頭打者の真砂勇介(ソフトバンク)が二塁内野安打で出塁すると続く横田慎太郎(阪神)の右安で一・三塁とチャンスを広げる。和田恋(巨人)の走者一掃の中安で逆転に成功した。その後も攻撃の手は緩めず、上林誠知(ソフトバンク)の中安でさらに追加点をあげた。
4回には原泉(ヤクルト)が死球を受けて出塁すると上林の三塁打でチームに4点目をもたらした。
7回にも3点を追加してNPB選抜が試合を決めた。高橋周平(中日)が右翼スタンドに大きな一発を放つと、二死二塁から和田の二塁打で6点目。続く友永翔太(中日)も右安を放って7点目を取った。
結果、2桁13安打でKBO選抜を圧倒した。一方のKBO選抜は初回の1点のみで5安打に抑えられた。失策も3といただけないところもあった。
投手陣に目を向けると先発の柿田が5回2安打1失点、代わった岡本健(ソフトバンク)が2回2安打無失点、3番手の児山祐斗(ヤクルト)も2回1安打無失点と安定した投球を披露した。
前回、NPB選抜の開幕戦に先発した柿田は2回3失点と降板をしていただけに無念を晴らしたというところだろうか。この試合のMVPにも選ばれ念願の初勝利を挙げた。
これまでの試合をみても日本の投手陣は若手とはいえ、強い。先発が代わっても力があまり変わらないのは世界的にみても魅力的だろう。
明日は欧州選抜との試合を控えているNPB選抜。来季の飛躍に向けて若武者たちは修行を続けているのだ。