若手の活躍の裏でOB達も奮闘。
現在、台湾でアジアウインターリーグが行われている。その裏で12月5、6日にかけて台湾プロ野球のOB戦が開催されることになっている。対戦するのは兄弟エレファンツ(現中信兄弟)と99年を最後に解散した味全ドラゴンズだ。
写真:OB戦の記念チケット
(出典:神準國際行銷 公式Facebookページ https://www.facebook.com/accurate.2015/)
会場はプレミア12で侍ジャパンがメキシコと戦った天母球場。出場するのはLamigoモンキーズの監督を務めている洪一中をはじめ、13年に義大ライノスの監督を務めた黃煚隆ら当時の選手が続々と登場する。同時に日本球界関係者も出場予定。義信(元中日)や初代、アジアの大砲というべき呂明賜(元巨人)だ。
義信は90年に中日を退団してから兄弟に入団。プロ黎明期にチームのエースとして92年と94年に最多勝を獲得した。一方の呂明賜はご存知の通り、デビューした88年に10試合で7本塁打と猛打ぶりを発揮して人気者となった。
試合を数日前に控えた呂明賜は意気込みを次のように語っている。
「当時のような猛打を期待するのは難しいが、ファンのみなさんが試合を楽しんでくれたら嬉しい。在籍した味全は解散した当時、色々なことがあったがファンは決して離れなかった。ドラゴンズは永久に不滅です」
長嶋茂雄の名言を引用したようで笑って話していた。ちなみにこの試合はチャリティマッチとして行われる。八百長など球界全体でも色々なことがあったが、当時を風化させないために関係者が一体となって動いているのだ。
日本でも来年1月にOB戦が行われる。以前は韓国とも試合をしたことがあったが、ぜひ、台湾でもやってほしい。