【ウインターリーグ】上林誠知が2本塁打を放ちMVP! チームもやっと3勝目

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台湾で輝く背番号51。

この背番号といえばイチローだが、本人が来ているわけではない。7日に行われたNPB選抜とCPBL選抜の試合は8対7でNPB選抜が辛勝した。この試合のMVPに輝いたのは4打数2安打2打点2盗塁と大活躍をした上林誠知(ソフトバンク)だ。

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写真:アジアウインターリーグに出場するNPB選抜の選手一覧
(出典:CPBL中華職棒 公式Facebookページ https://www.facebook.com/heartbaseball/?fref=ts )

NPB選抜 8-7 CPBL選抜

勝 岡本健
セ 平良 挙太郎
負 范玉禹
本 上林誠知(3回・5回ソロ)

投手継投

NPB選抜
岡本健→飯塚悟史→平良挙太郎

CPBL選抜
范玉禹→潘韋辰→葉文淇→簡嘉佑→郭恆孝→邱浩鈞

序盤から点の取り合いとなった。初回のNPB選抜はここまで2本塁打と結果を出している山下幸輝(DeNA)が先頭打者としていきなり三塁打を放つと、投手の暴投もあってすぐに先制点を挙げた。続く友永翔太(中日)の二塁打、暴投の後、岡本和真(巨人)の犠飛で2点目。

2回の攻撃では真砂勇介(ソフトバンク)の左翼への本塁打で3点目を追加した。打線は繋がり、横田慎太郎(阪神)や友永の適時打など2回終了時点で6対0と完全に試合の流れを引き寄せた。

しかし、油断が生まれたのかCPBL選抜の猛攻に遭う。

3回の守り。先発の岡本健(ソフトバンク)は先頭打者に四球を与えると続く打者には左安、死球と満塁のピンチを迎えてしまう。この日、2番打者を務めた林威廷(義大)の左安でさっそく1点を失った。打ち出すと止まらないのがここまでのCPBL打線の特徴だ。犠飛や連続安打などがあり、岡本は立て直すことができずこの回だけで6失点を喫した。それでも5回まで投げ切り、先発投手として最低限の役割を果たすことになる。

同点後は上林が2打席本塁打を放って勝ち越した。本人はまるでシーズン中に魅せた満塁本塁打を打ったときのような心境だろう。そのままリードして試合は終盤を迎える。

先発した岡本の後を受けて3イニング目の投球となった飯塚悟史(DeNA)が8回に1点を失うも危なげない投球でピンチをしのいだ。そのまま抑えの平良挙太郎(巨人)が締めて試合終了。

やっとNPB選抜はチーム3勝目だ。観ていると打線は元気だが、投手陣がイマイチだ。この試合の反省は岡本の失点だろう。野球のセオリーというべき先頭打者への四球はダメというのは鉄則だ。これを全投手ができたら失点はしないが、プロ選手でも四球を許してしまうのだからこれぞ、野球の怖さといえる。1球の重みを感じて今後も岡田は飛躍すると思う。

一方の上林。MVPに選ばれて次のように語っている。

「台湾での生活も慣れてきたし、対戦する投手の特徴もつかめるようになってきた。個人の目標は打率3割と5盗塁だが、はやりこのチームでウインターリーグを制することが最大の目標だ。」

今回の上林の大活躍で明日から投手にも火がつくかどうか。野手陣は意識するだろう。現地メディアの報道を追っているとよく名前が挙がる。ホークスファンにとっては来季の活躍が楽しみに違いない。

このウインターリーグは各球団の有望株の成長をじっくり観ることができる。これが最大の魅力なのだ。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/609437

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