【韓国プロ野球】主力が抜けるサムソン。 ナバーロとの交渉状況は

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困難続きの韓国リーグ王者。

お隣の国、韓国でもFA移籍のニュースが毎日飛び交っている。1番の注目は海外組のイ・デホ(ソフトバンク)とオ・スンファン(阪神)、プレミア12でMVPに輝いたキム・ヒョンス(トゥサン)の動向だ。スンファンには賭博疑惑があるため、今後はどうなるかわからないが、あとの2人には興味を持っている球団があるらしい。

国内球団に目を向けるとリーグ連覇を成し遂げたチームの来季戦力を心配する声がある。サムソンライオンズだ。賭博問題でイム・チャンヨンを放出し、レギュラー三塁手であったパク・ソクミンがFAでNCダイノスに移籍した。主力が抜けただけではなく、外国人選手の契約問題もあって球団はてんやわんやしている。

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とはいえ、外国人選手についてはまったく事が進んでいないというわけではない。先発として13勝を挙げたアルフレッド・フィガロ(元オリックス)と11勝を記録したタイラー・クロイドの2人と再契約を結ばないことを決めた。

1番の難関はヤマイコ・ナバーロだ。韓国球界2年目である今季も二塁手として活躍。助っ人選手歴代最多となる48本塁打を放ち、エリック・テイムズ(NC)と並んでその存在感を確かなものにした。これは日本でも同じことだが、球団と貢献した選手との間に訪れるのは「銭闘」だ。

今季のナバーロの年俸は85万ドル。以前までの韓国球界は外国人選手の年俸については制限があったが、それが撤廃された。つまり、尋常ではない金額ではない限りは高年俸を希望できるのだ。ちなみに成績は打率.287 本塁打48 打点137だ。当然、金額アップとなる。

球団側はシーズン終了後からナバーロと残留交渉をすると発表しているが、ここまでなにも動きはない。その隙に千葉ロッテをはじめ、日本球団が興味をもっているという話も出た。現地メディア『OSEN』では次のように言及している。

「全10球団の中で唯一、サムソンだけが外国人選手との契約を済ませていない。日本球団がナバーロを狙っているという話もある。今のところ、交渉はうまく進んでいないようだ。」

このままいけば交渉決裂で退団となる。本当にそうなればリーグ5連覇を成し遂げたとはいえ、来季の成績は危なくなる。投打の中心選手とともにファンが離れていく可能性もある。唯一の明るいニュースといえば33年使用してきた球場が新しくなることだ。

今回のナバーロとの交渉結果で球団の未来が決めるかもしれない。1人の外国人選手にすぎないが、それだけ重要な人物なのだ。

出典元:
http://osen.mt.co.kr/article/G1110309110

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