問題解決のため、契約に唖然とする項目を追加。
韓国・サムソンライオンズに所属する二塁手、ヤマイコ・ナバーロとの残留交渉は相変わらず進んでいない。全10球団中、唯一、今季の助っ人との交渉を年内で終わらせることはできなかった。続きは年明けとなる。
映像:パク・ソクミンの打球が直撃し、二塁付近で痛がるナバーロ
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=NWpS9O3NNAI)
球団としてはシーズン終了直後から交渉をすると発表しており、本人も残留に意欲的だった。だが、ここまで長引いているのは「金銭」だろう。ファンも待ちくたびれている様子だ。
もちろんサムソンは前向きなのだが、懸念していることがあるという。それは彼の行動・態度だ。
ナバーロはホームゲームになると他の選手より1時間も遅く球場入りをするという。そしてあまり練習をせず、試合に臨む。時には試合中でも集中力を欠き怠慢プレーをすることがある。これらの問題行動に一部の選手やフロントから不満の声が挙がっている。
サムソンは現場とフロントとの考え方は一緒であることを表明。ナバーロ対策を考えていたという。そこで来季の契約内容に「真面目にプレーすること」「誠実さをもつこと」の2点を加えることを決めた。まるで学校の先生とのお約束条項のようだが、これだけ球団が困っているということだ。
もちろん同意しなければ本人は退団となり他球団との交渉が可能となる。さすがにもう子供ではないのだから守ることはできるだろう。
そうしたことをしているうちに千葉ロッテが興味を示しているとの話が出ている。今になっても交渉が進まないため、ロッテも動くことができない。ソフトバンクを退団したスタンリッジやウルフを狙っているということも、時間がかかりすぎるとナバーロを諦めてしまう可能性がある。
サムソン側としては今季48本塁打と大活躍をした助っ人には残ってほしいところだろう。イム・チャンヨンやパク・ソクミンが退団した今、来季のチーム編成に大きな影響を及ぼすほど存在は大きいのだ。
交渉期間は1月中旬までとなっている。約1ヶ月の間にどのような決断を下すのか注目したいところだ。ドミニカの怪人、ナバーロの去就は来年に決定する。
出典元:
http://www.wowtv.co.kr/newscenter/news/view.asp?bcode=T30001000&artid=A201512170387