残留交渉は決裂。
韓国・サムソンライオンズはヤマイコ・ナバーロとの残留交渉を打ち切った。調べなおしたところ、韓国野球委員会(KBO)の規定では12月31日までに外国人選手との交渉を終えなればならない。8日を残してチームをリーグ5連覇に導いた「怪人」との別れを決意した。
映像:ナバーロの2015年の本塁打集
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=rZgp79u7aAc)
今季は48本塁打をはじめ、ベストナイン(現地ではゴールデングラブ)を獲得するなど文句のつけようがない活躍により球団側はシーズン終了直後から交渉を行ってきた。日が経つごとにその状況が伝えられてきた。時にはうまくいっているというものもあれば、まったく進んでいないといった様々な情報が飛び交っていた。
最近になって彼の行動が問題視されるようになっていたのだ。試合前練習では平気で遅刻する、試合中では気を抜いて怠慢プレーを連発するという悪態ぶりだ。
これらに困った関係者は年俸アップに加えて「誠実さをもつこと」という異例ともいえる内容を契約書に記すことになってしまった。同意しなければ退団させるのも仕方がないという姿勢をとった。
ナバーロ本人はこれに難色を示した。期限が今月末とはいえ、サムソンは1人にずっと執着してはいられない。交渉を打ち切り、新しい野手を探すことに決めた。
現在、チームの国際スカウトはアメリカにいる。狙うは中南米の選手なのか、それとも台湾・Lamigoの林智勝なのかどちらを選ぶのかファンの注目が集まる。
候補とされている林智勝については昨夜のKBSスポーツニュースで続報があった。日韓米の3ヶ国の球団から身分照会があったことを紹介し、韓国側の見解を紹介していた。
現在、外国人野手を獲得できていないのはサムソン・トゥサン・ハンファの3球団だ。サムソンは先日、新たに2人の助っ人投手の獲得を発表した。ナバーロが退団となれば林智勝は三塁手として起用されると予想していた。
今回の件によって千葉ロッテも獲得に動くことができる。投手ではスタンリッジの獲得が報道された。だが野手に関して何も話はない。こちらも同じようにナバーロか林智勝のどちらかを狙うという噂もあるため、その動向が気になる。
打高投低と言われる韓国とはいえ、48本塁打は驚異だ。この「怪人」の存在は無視できないだろう。
出典元:
http://sports.news.naver.com/kbo/news/read.nhn?oid=108&aid=0002486108