4ヶ国の球団が注目した内野手の去就がついに決定。
台湾・LamigoモンキーズからFA宣言していた林智勝が中信兄弟に移籍することが決まった。前日に現地の2chのようなサイト「PTT」内でのファン同士のやりとりがきっかけに起こった討論内容はわずか1日で現実になった。
映像・曲:林智勝の応援歌
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=9tFVWMCM_oY)
これでFA宣言している3選手のうち、1番最初の移籍先決定者となった。残るは台湾人初のメジャーリーガー、陳金鋒(Lamigo)とプロ11年で通算打率.302の捕手、鄭達鴻(義大)だ。
当初は編成会議を開いてから林智勝を獲得するかどうかを決めるとしていたがすぐに決まった。思いもしなかったスピードだ。FA宣言をした直後、中信兄弟は興味を示してきた。12月初旬には密会していたという。これまで日韓米の3ヶ国の球団からも身分照会があったり、古巣のLamigoに残留するのではないかという報道もあった。
1日、台湾メディアでは2016年の注目すべき出来事として「林智勝の去就」を挙げていた。獲得報道が出たのは日付が変わった直後だった。友人から退団することは決まっているが、足が遅いため海外では通用しない。そのため台湾に残る可能性が高い。国内なら中信兄弟が有力という情報を聞いていた。まさにその通りになったのだ。
移籍するにあたり本人は所属した球団に感謝の気持ちを示した。
「明けましておめでとう。新しい1年がやってきた。今までお世話になったラニューベアーズ(Lamigoの前身)とLamigoの関係者には感謝したい。みなさん、ありがとう。」
12年間過ごした球団と別れ、新たなスタートを迎えることになった。チームカラーを水色から黄色に変えて優勝を目指す。ファンたちはすでにユニフォームやTシャツを制作して入団を歓迎している。
今後は4日に親会社である中信の関係者と面会後、球団から正式発表される予定だ。日本でもその姿を見たかった気持ちもあり個人的には少し残念だ。ここまできたら新天地での活躍を期待したい。